ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

BSテレ東「石川和男の危機のカナリア 」

BSテレ東「石川和男の危機のカナリア 」出演回、ネットでも見られるようです。

video.tv-tokyo.co.jp

 

自分で見るのが恥ずかしくてなかなか見ていませんでしたが、先ほど少し見てみました。私、声が変ですね。まあ地声が変なので、TVだから変なわけではないのですが。

あとは、目線の向きが変というか。TVは緊張するので難しいですね。

服が派手で、声がだみ声で、しゃべっている内容がこれっていう、なんか自分で見ても、自分という人間のバラバラ感が…。

 

コメント内容としては、「既存サービスや紙をそのままデジタルに置き換えても、デジタル化のメリットは出にくい」「デジタルにしかできない価値を出していくと、DXの価値が出る」というようなことをお話ししました。ここの部分は、私、とても良いことを言っていると思います。というか、良いことも何もあれですね、DXという言葉ができるずっと以前のシステム化の時代から、システム設計や超上流設計とはそうだと言われているわけですが。ある意味、良いことも何も、当たり前の話ですね。

 

なんで、「紙をICカードに置き換えるだけ」に近いDXをやっているんだっていう疑問が。国だったら、超優秀な人を集められると思うんですよね。国家公務員だって優秀な人がいっぱいいるわけだし、外部から集めるにしても、優秀な人を集めやすいように思うのですよね。優秀な人たちでDXの提案書を複数出して、それを議論して揉めば、もっともっと良いものができる気がするのですが。なぜできないんだろう。

 

自分が国にいたときのことを思うと、人選というか、プロジェクトの構成を考えていないのが原因なのかなとも少し思います。民間企業の場合は、花形プロジェクトなら、プロジェクトを進めるにあたり、必要なスキルを考えて、プロジェクトメンバーの人選をすると思うのです(誰もやりたくないプロジェクトだと、そういう人選はできませんが)。

DXを国が進めるに当たって、プロジェクトメンバーに必要なスキルを特定して、それを持つ優秀な人材を集めてきて、アサインする。そうではなくて、各省の人事任せだから、必要なスキルを持つ人材を配置できないとか、そういうことはないのでしょうか。エース級が1~2人入れば(DX経験がなくてもエース級なら大丈夫)、あとは外部から集めてくるという方法でもよいかもしれませんし、エース級でなくても、必要なスキルセットを特定して、複数省庁から公募して、デジタル庁側で必要な人材を選べるとかしたらどうでしょうか。