「ラクして速い」が一番すごい | 松本 利明 |本 | 通販 | Amazon
あまりこういったビジネス書?は読まないのですが、ネット記事でこの本の抜粋を読んで、「その通りだな」と感じたところがあったので、本を買って読んでみました。仕事をしていくうえで、とても参考になる考え方が載っている本でした。読んでみてとてもよかったです。
以下、とても参考になった箇所
「長い1回」より「短い10回」
- 上司や取引先は、「進捗状況を知らせ安心させてほしい」「自分に対して尊敬の念を抱き、言うことを聞いてほしい」という思いをもっており、そのためには「長い1回」の確認より「短い10回」の確認が良い
- (水町感想)その通りである。すごい。ただ五月雨でダラダラ質問メールが来てもムカつくので、本当に短く、相手のことを考えて確認事項を設ける必要があると思う。五月雨でダラダラ思い付きで適当に質問されるとイライラすると思う。
60点の出来で相手に突っ込ませてゴールを明確にする
- 60点の出来でも相手の立場で真剣に考えた質問や提案は、相手の思考を刺激する。このやりとりを3回続ければ相手は断る理由をなくす。「60点の出来です」というと「完璧に仕上げてから持ってこい」と言われる可能性があるので、「速報」「ドラフト」で見てもらう。意地悪な上司対策としてはあえて突っ込ませる日を作る。
- (水町感想)すばらしい。
話がかみ合わないときは枝葉ではなく、論点と重要視している点を聞く
- ①テーマ(例、クーラー)、②論点(例、価格)、③結論(例、B製品)、④根拠とあるときに、①②を聞く
- (水町感想)すばらしい。
文章は黙読するより声に出して音読する
仕事は「緊急度」より「成果が出る」「向いている」を優先
- 「向いている」とは自分の持ち味で「ありがとう」をたくさんもらえる仕事。意識しなくても人より楽して速くできる仕事。「成果が出る」は評価され結果を出せる仕事。「成果が出ない」「向いている」仕事を投資として10%程度やるとよい。
- (水町感想)全くその通りなんだけど、今までこの発想がなかった。「成果が出る」「向いている」仕事を考え、その仕事を増やす努力をすると良い。
「普通の人との違いは何か」を聞く
- (水町感想)自分を振り返る際も普通の人と何が違うかを考えると良い。
「今、あなたの頭の中の悩みや問題がすべて解決したらどうなるか」を考える
仕事の依頼時は「作業」より「作戦」を伝える
- イベント集客を依頼する際に、〇件リスト作成、〇件電話、〇件アポ取りなどと作業を伝えても、集客できない。件数をこなすことが目標になってしまう。一度参加したことがある人に呼び掛けるなどの作戦を伝える。
- 「仕事をうまく進めるポイントは何か?」を指示しているかを確認
- (水町感想)全くその通りだ。なかなか実践が難しいが、よく覚えておきたいと思う。
こまめに換気して集中力を高める
- 窓が開けられない場合はエアコンの近くだと集中力が高められる
- 会議30分経過で喚起すると900ppmぐらいに下げられる
- (水町感想)コロナ時代になって粒子量やCO2濃度の話を知ったが、私はすごく疲れやすくて、それって空気質にかなり影響されていたんだろうなと今になって思った。
「他の人でもできる仕事か」「自分が得意か」で他人に頼む仕事を決める
- 「他の人でもできる」「自分が得意」な仕事は他人に頼む。「他の人ができない」「自分が得意」な仕事に注力する。
- (水町感想)すばらしい。シンプルな二軸だが、この発想が全くなかった。
依頼者の目線
- 仕事を任せる側は、その分野のNo1に依頼したい。「意欲」と「安心感」。「まだまだ仕事ができます」「大きな仕事も任せてください」というポジティブな意欲とオーラをまとった人。実績を伝える。
- (水町感想)「忙しい、忙しい、忙しいったりゃありゃしない」ばっか言っている人には、そりゃ頼みたくもなくなるわな。
打合せはメモよりホワイトボードにまとめる
- 認識のずれ、論点のずれを認識しやすい。
- 持論を押し通す人のコメントはホワイトボードに簡潔に書いておき、繰り返されたらそこを丸で囲み、「重要なご意見ですね」などという
- 独演会を始める人については、「重要なお話の内容ですが、後15分で結論を出さなければいけないので、一番のポイントを先に教えていただけますか」という。終了時間もホワイトボードに書いておく
- ホワイトボードを2枚使い、1枚目には目的、ゴール、論点、終了時間、結論を、2枚目は会議のファシリテーションに使う
- (水町感想)すごいTipsだ。すごすぎる! なんてすごいTipsを教えてくれるんだ、ありがたい。Web会議だとやっぱりやりにくいから、スマホとPCの2台参加にするか、マルチディスプレイにしてみようかな。
「欲」に訴えかけて動かす
- 権力大好きタイプは「ライバルが有利になる」で動く
- 猪突猛進・べき論タイプは「理想が崩れる」で動く
- 評論家・噂好きタイプは「あなたが嫌われます」で動く
- 堅物サラリーマンタイプは「みんなやっています」で動く
- (水町感想)私は猪突猛進・べき論タイプだな。理想が崩れるのは大嫌い。
共通の敵探しでうまくいく
- ライバル会社が共通の敵ではなく、お客様が困っていることが共通の敵。
- そもそも論で怒りや対立の矛先を変える
- (水町感想)そもそも怒りや対立してくる人は、そもそも論が嫌いで、保身・面倒なことをしたくないが強い気もするが。
仕事ができない3タイプへの対応
- ①仕事が遅い(作業スピード・段取りが悪く、いつも遅れる)
自分で考えたり工夫したりできないので、ツールやフォーマット化 - ②抱え込んで自爆(仕事の目的・ゴールを確認・質問せず、抱え込む)
理解できたかどうかを相手の口で言ってもらう - ③間違えても気にしない(細かい確認に興味がなく、間違えたまま仕事を進める)
確認するプロセスを細かくする
偉い人をランチに誘う
- 「〇〇さんみたいになりたいので、いろいろ教えてください。よろしければ一度ランチをご一緒させてください」などという。
- ランチでは現場で何が起こっているかという事実を話し、推測や意見を話さない
- 影響力のある人や第一人者に弟子入りする。
- (水町感想)仕事関係者とのお食事会でも話題として何を話すべきか悩むことがあるが、自分の周りの現場で起きている事実を話せば、確かに知らない業界でこういうことが起きているのかなどをいいのかもしれない。
SL理論
- (水町感想)恥ずかしながら、今まで知らなかった。検索したら、以下のようなものがヒットしたので、後で読もう。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000815837.pdf