ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

次世代医療基盤法 認定仮名加工医療情報利用事業者の概要

次世代医療基盤法の解説PDFを更新中です。認定仮名加工医療情報利用事業者の大臣認定について、少しずつですが追記しています。

全文はこちら

※P4に目次をつけましたので、Ctrlを押しながらクリックいただければ、該当スライド冒頭に飛べます。

 

認定仮名加工医療情報利用事業者の大臣認定スライドを一部ブログにも貼り付けます。

Ⅱ型認定なら、かなりスムーズそうですね。Ⅱ型認定、大学だと書類整備が大変かもしれませんが、製薬企業・医療機器メーカーであれば、既存の安全管理措置でかなりOKそうできそうですから、医学研究発展のためには、製薬企業・医療機器メーカーさんに大学・研究機関向けのⅡ型認定申請を手伝っていただくと、スムーズかなと思います。セキュリティコンサルさんじゃなくて私でも、Ⅱ型認定申請のお手伝いならできると思うレベル。

これは、次世代医療基盤法活用が期待できそうですね。役所あるあるの、厳しい認定基準になるかと思いきや、作成事業者の認定基準は厳しいけど、利用事業者のⅡ型認定であれば大企業ならかなりすんなりいきそうです。はっきりいって、この基準を作って施行規則・ガイドライン化した内閣府はえらいと思います。最近、国の政策見ていると、「???」と思うことが多くて、よくブログにも文句を書いていますが、このⅡ型認定はとても良い政策だと思う。リスクヘッジと実務負荷のバランスが良い。Ⅰ型認定であっても、作成事業者よりは厳しくないわけで、大企業ならⅠ型認定でも問題なさそう。逆に、大企業の利用事業者による、作成事業者へのセキュリティ面に関するアドバイス・フォローがあっても、実務的には良いかも。