ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

次世代医療基盤法GL結構変わっている

4/1公表の次世代医療基盤法改訂版GLを見ているところです。

認定匿名加工医療情報作成事業者についても、結構GL記載が変化しているなと思ってみています。この変化は良いことだと思います。個人情報保護法の安全管理措置とかって何十年も(?)ほぼ内容変わらない気がしますが(例外は外国関連ぐらい?)、次世代医療基盤法GLは、これまでの申請実務・監督実務を踏まえて更新しているのかなと予測し、より実効的な内容とすることは意味あると思うので、良いことだなと思っています。

もっとも、GLを書き直す公務員も大変ですが、対応する認定事業者さんは大変だというのは重々わかっていますが…。どうでもいい話ですが、本を書き直す私も結構大変です。仮名加工と連結情報だけが改正内容だから、そこまでたいして改訂量ないかなと思っていたけど、全然、ものすごい改訂量になりそうで…。

 

私はありがたいことに、個人情報保護法や次世代医療基盤法の実際のご相談もいただいているので、業務上、これらの法改正・改訂の知識が必要になりますので、追っかけていけますが、単なる興味があるからだけの理由だと、個人情報保護法や次世代医療基盤法の法改正・改訂を全部おっかけるのって結構きついんじゃないかなって思います。私の場合、興味があって、かつ実際の業務でも使うので、追っかけられますが。あとは、興味はないけれども仕事で時々使う程度の人も、この法改正・改訂を追っかけるのもつらいような気が。結局、個人情報保護法の体系を官民規制双方理解していないと、次世代医療基盤法だけ見ても、わけわからんってなりそうですし。