ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

ソフトウェアのバリデーション

※自分用の備忘メモで、内容はあまりありません。

 

医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令を見ていたら、「ソフトウェアのバリデーション」が省令に規定されていた。カタカナが法令で使われるだけでも珍しい(省令レベルだとまああるが)のに、ソフトウェアのバリデーションとか、法令に規定されるの珍しいなあと思って、ブログにメモ。

 

医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令

(ソフトウェアの使用)
第五条の六 製造販売業者等(限定第三種医療機器製造販売業者(限定一般医療機器のみを製造販売する製造販売業者をいう。以下同じ。)を除く。以下この条において同じ。)は、品質管理監督システムにソフトウェアを使用する場合においては、当該ソフトウェアの適用に係るバリデーションについて手順を文書化しなければならない。
2 製造販売業者等は、前項のソフトウェアを品質管理監督システムに初めて使用するとき及び当該ソフトウェア又はその適用を変更するときは、あらかじめ、バリデーションを行わなければならない。ただし、当該ソフトウェア又はその適用の変更前にバリデーションを行う必要がない正当な理由を示すことができる場合においては、当該ソフトウェア又はその適用の変更後にバリデーションを行えば足りるものとする。
3 前項に規定するバリデーションを行うときは、製造販売業者等は、品質管理監督システムへのソフトウェアの使用に伴うリスク(当該ソフトウェアの使用が製品に係る医療機器等の機能、性能及び安全性に及ぼす影響を含む。)に応じて、バリデーションを行わなければならない。
4 製造販売業者等は、第二項のバリデーションから得られた記録を作成し、これを保管しなければならない。