ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

自治体データ利活用のハードルレベルマッピング

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自治体データ利活用のハードルレベルマッピング(水町雅子)

今、2月8日の講演資料を作っているのですが、上のスライド、今作り終わったところなんですけど、かなり良くできていないですか???自分的には結構よくかけたかなと思っていて、もともとこういうのを作ったらわかりやすいかなと思っていたので、作ってみたところ、結構自分のイメージ通りのものが作れたので、さっそくブログに貼っておきます!

 

自治体データ利活用ってひとくくりにっても、ハードルレベルも類型ごとに違うし、個人情報なのかそうじゃないのかも違うし、何とも言えないんですよね。だからまずは、ハードルのレベル感(実現困難度的な意味合い)を押さえておく必要があるかなって思うんです。

 

でも、この図だと、「ビジネス側とのデータ連携」と「非識別加工情報」がすごく難しそうになっていますが、必ずしもそうではなくて、難しい場合も多いですが、できないというわけではないです。言いたいこととしては、「庁内データ利用」ってハードル低めで、それと同じように「ビジネス側とのデータ連携」を考えてらっしゃる方がたまにいらっしゃるんですけど、そういうものではないよ、越えなければならないハードルは、類型によって違うんだよということです。もっとも、類型的にはハードルが低くても、個別事案としてみると、ものすごくハードルが高いこともあって、「ビジネス連携」なんかは個別事案ではハードルが低いこともあろうかと思います。