ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

公用文表記

どうでもいい話ですが、役所の文章は、基本的には公用文表記することになっているかと思います(徹底できていない場合も多いですが)。

昔、役所に勤めていたころ、『「手続き」の「き」はいらないよ』とか、「『とりあつかい』の送り仮名は、名詞は取扱い(”しゅきゅうい”)、動詞は取り扱い」とか、なんて細かいんだろうとか思っていたものの、なんとなく染み込んでしまったようで、

先日、役所のペーパー見ていて、『「手続き」の「き」はいらない』『ここ、動詞なのに、「取扱い」になっちゃってて『り』が抜けてる』、『数字が半角と全角が混じっているので、統一しなくちゃ』*1とか、パッと見て、公用文表記が気になってしまい、染み込んだ習性ってなかなか治らないなあと思ってしまいました。

ただ、私の立場は外部者の立場なので、ペーパーをパッと見て、『「手続き」の「き」はいりません」とかいう細かい指摘をすると、まるで小姑っぽくなって最悪な感じなので、まあ公用文表記になっていなくても実害があるわけではなし、役所の中の人が修正する事項だろうし、私が指摘する事項でもないだろうと思って、特にコメントしませんでした^^

役所でも、法令作業していないと、そこまで公用文表記が染み込まないのでしょうかね。

*1:役所や人によっては、二けた数字を半角にして一桁数字を全角にする表記もあるし、すべて半角統一する場合もある。公用文ルールはどっちが正しいのだろうか。