ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

なぜ私に連絡が…

どうでもいい話です。

 

某省庁から、「法制に関してご意見を伺いたい」という連絡があった。そういうこと自体は時々ある話である。ただ、謎だったのが、その「某省庁」のラインがどうなっているのかよくわからないが、ある一定の人たちがいるはずであり、なぜそこから私に連絡があるのかなとか思い、これは聞かなければと思って、「今回の私へのヒアリングの経緯と趣旨は何でしょうか?」と聞いてみたが、あまりはっきりと教えてもらえず。なんだったんだろうとずっと謎のまま。

 

ただ、私もこれ、逆の経験がある。内閣官房にいる時に委員就任をお願いした先生に、「なぜ私に連絡を?」みたいに聞かれて、なんて答えればよく分からなかったことがあった。ゆっくり考える時間があれば、「〇の経験豊富で、国の委員も歴任されており、△等に関するご意見をぜひうかがいたいと思いまして」などと答えれば良かったのだろうとは思うが、ぱっと聞かれるとなんて答えればよいかよくわからない、みたいな。

 

省庁系の連絡って、事務局を受注しているシンクタンクから連絡が来ることがあって、そういう時はシンクタンク側の意向で私に連絡をしているのか、省庁の意向で私に連絡をしているのかもよくわからず、かといってそのシンクタンクも、その省庁のその課室も特にこれまでおつきあいがありませんということは、時々ある。「なんとなく聞いたことがある弁護士なので」みたいな感じなのだろうか。謎である。

 

変な話だが、前に民間企業のクライアントから、「国や自治体の委員をやってらっしゃるようだが、委員というのはどういう経緯でなるものなのですか?」と聞かれたことがあって、「私もよくわかりません。向こうから連絡が来るのですが、なぜ私に連絡が来るのかわかりません」みたいに答えたことがあった。本当にそう思っていて、よくわからないので。かといって、別に私、委員をいっぱいやっているわけでもないのだが。

 

あとは、役所系ではなく、民間の、新規のクライアントから連絡を受けても、どうして私のところに連絡されているのだろうと思うことはあるけど、私はお客様にはそういうことは聞かないので聞いたことはないが。ただまあ、ごくまれに、人からの紹介で私に連絡をされる方がいて、私を紹介してほしいというクライアントの依頼を受けて、知人の知人の知人みたいな関係性の伝手をたどって、連絡を受けるみたいなこともごくまれにあるけど、何もそこまでして紹介がある必要はないようにも思うし、紹介なしにOSGにメールしていただければいいのではないかとも思うし、そもそもなぜ私を紹介してほしいと思うのかとも思う。

 

さらにもっと謎なのが、まったく私の分野ではないご相談を、まったく知らない方から依頼されることがあって、どうして私の所に連絡されたのだろうと思うことが時々ある。

 

この前は外国から英語で私宛に私の分野の問合せがあって、英語メールってごくごく一部の業務メールを除いてはSPAMしか来ないので、とてもびっくりしたし、なぜ私に連絡が来たのかあまりに謎で、それはさすがに聞いてしまったのだけれども。

 

まあ考えてみれば、自治体から連絡があっても、「なぜ私に連絡が?」とは思わないが、自治体でも個人情報保護審議会とかデータ利活用とかならわかるけれども、そうじゃない分野で連絡が来ることがあって、なぜ私に連絡がと思うことも。

 

という、内容のないブログでした。

なお、ご連絡をいただくぶんには別に全然うれしいというかウェルカムなので、連絡しないでいただきたいという趣旨のブログではありませんので。

 

最後にさらに続けると、SNSを見ていたら、弁護士の就職に当たっては競争力(≒営業力)のある事務所への就職が望ましく、その事務所がなぜ競争力・営業力を持っているか確認しようみたいな文章を見かけたのだが、私についていうと、自分の競争力・営業力がよくわからないという…。こういうのでは、競争力・営業力の向上も図れないので、きっちり分析したほうが良いのだろうけれども、別にそこまで人数がいるわけではないので、受けられる仕事のボリュームも限られているし、まあ今のままで、やりたいようにやっていればいいかなと思わなくもありません。

 

という、内容のないブログでした。