ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

本の謝辞

まだまだ原稿〆切に追われる日々が続きますが、そろそろ終わりそうではあります。
そして、中央経済社さんから出版する予定の本のゲラが出てきました。ゲラが出てくると、本当にうれしいですね。

執筆作業の中で、やったーと思う瞬間は、
・ゲラを見た時
・完成した本を見た時
・人から本についてコメントをもらったとき
・人が本を持ってくださっているのをみたとき
・本屋さんに本が並んでいるのをみたとき
・謝辞を書くとき
です。

〆切に追われる日々はつらいですが、ゲラを見ると、本当によかったなあと、報われた気になります。
しかし、この中央経済社さんの本、ものすごい進行スピードです。確かにページ数は少ないのですが、これより前に脱稿した本より、ゲラが早く出てきて、かつ刊行も8〜9月予定とのことです。最初お話を聞いた時に、ものすごいスピードで刊行されるんだなと思いましたが、8月刊行も現段階で目指すって、ものすごいスピードですね。

私がこれまで出版した本には、タイトルに「マイナンバー」って入っていないのですね。あのころは、まだ政府としてマイナンバーを公式に使うかどうかという段階でしたので。なので最近本屋さんでマイナンバーコーナーがあっても、私の本が並んでいなかったりして、とても悲しいです。次に出す本には、「マイナンバー」と入れたいところです。


そして、第一法規さんから出版する予定の本の方は、謝辞を書く段階に来ました。
謝辞っていうのは、本当にいいですね。

法案立案作業ってものにもよると思いますが、内閣官房で立案するようなものは、しっちゃかめっちゃかで、毎日悲劇が起こっている状態です。あまりに悲惨で、泣けてくるレベルというか、泣いている日々です。そんな中で、悔しいこともつらいこともたくさんありましたが、「いつか、番号法の本を書くぞ。そして本の謝辞に『〇〇さんにはこんなにお世話になって、△さんにはこういう風にお世話になって』といつか書こう」と思って、それを心のよりどころにして、頑張ってきました。

毎日つらくて、「こんな目にあった、あんな目にあった」とも思いますが、しかしそれは心のよりどころにはなりませんからね。そんな辛い日々でも、助けてくださる方がいらっしゃったわけで、あんな悲劇の中で助けてくださった、温かくしてくださった方のことは、一生忘れられない、鮮明な記憶です。

ああ、あんなこともあったな、こんなこともあったな、あの人に謝辞を述べる場合、あの人にお世話になったところはここで、ああそのほかにこんなこともあった、あの人は本当に良い方だなとか思ったりして、いかに、ビビッドで、端的に、感謝の念と、その方のすばらしい点を述べられるか、これを考えるというのは、本当に楽しい作業です。
この点、『やさしい番号法入門』の謝辞は、我ながら、コンパクトに特徴をついた、ビビッドな謝辞になっているのではないかと思います♪

今回は、PIAの本なので、PIAでお世話になった方への謝辞にしています。PIAでは、絶対に謝辞を述べたい方がいました。M主査はもちろんですが、I主査という方ですね。本当にお世話になりました。本当にありがたかったです。どんなに助けられたか、丁寧なチェックをいただいたか、感謝しきれません。

本の完成が楽しみです。