ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

姫路市様及び医療情報総研様への心よりの感謝

先ほど、ブログでPIAについて日経XTECHに掲載いただいた旨をご報告しました。PIAが実施できたのも、また個人情報の保護と利活用の両立について実務を踏まえて考えることができるのも、姫路市のH補佐を始めとする素晴らしい職員の方々のおかげであり、またMHI医療情報総研のN社長をはじめとする素晴らしい皆様方のおかげであると、心より感謝しております。

 

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姫路市H補佐は、マイナンバーの講演をきっかけにお知り合いになりました。姫路市H補佐はとても熱心にマイナンバーに対して取り組んでいらっしゃり、マイナンバーカードの利活用にも本当に熱心で、非常に有名でいらっしゃいます。私もマイナンバーに対して一生懸命取り組んでいると自分では思っていますが、私のマイナンバーへの思い以上に、本当に熱心に取り組んでおられ、住民の方へのサービス向上、ICTの効果的な利活用を真剣に考えていらっしゃり、本当に頭が下がります。

お会いしてお話しするたびに、「え?まだほかに別の取組みもされているのですか?」とびっくりすることも多々あります。それぐらい熱心に、しかも1つの取組みだけではなく、いっぱいいっぱいマイナンバーに対して熱く取り組んでいらっしゃいます。

 

と思っていましたが、マイナンバーだけではなく、自治体ICTにも非常に熱心で、「姫路市で行政情報分析基盤を作るんだ、そのためには個人情報保護が重要だ」ということで、行政情報分析基盤の個人情報保護等について、姫路市と当職とでご一緒に作業させていただくことになりました。

私は法律はわかりますが、個人情報を含む業務データをきちんと活用して、EBPMを行っていくためには、法律や条例の解釈だけではない、自治体の課題を解決していく必要があります。法律や条例の作成や解釈において、こういう実際の課題を踏まえていく必要があり、課題を共有してくださったり、一緒に解釈を検討してくださったりして、本当の意味で非常に勉強になりました。今年、私がやったお仕事の中でももっとも大きなインパクトのお仕事であったともいえます。

姫路市行政情報分析基盤は、人口減少社会という自治体の今後の課題を踏まえ、業務データを、個人情報保護を徹底しながら活用し、自治体として課題を正確にとらえ、EBPMの政策立案を行っていくという、非常に画期的な取組みです。こんな画期的な取組みをなさろうと思ったその情熱に感嘆しますし、また画期的な取組みをされるには、非常にご苦労があるものと思われますが、本当に熱心に真剣に取り組んでいらっしゃり、それも私利私欲では全くなく、住民のため、自治体のあるべき姿のため、ICTの効果的な利活用のために取り組んでいらっしゃり、こんなにまじめな方がいらっしゃるんだなあとびっくりするぐらいです。

そんな中、姫路市ゆるキャラがしろまるひめで、私、しろまるひめが大好きでというようなこともあり、またH補佐のお人柄がとてもお優しくて温かい方ですので、仕事以外のお話も楽しくしてくださったり、私は人格が未熟で直情的な人間で、私がトラブルを起こしても本当に温かい対応をしてくださったりと、いつも感謝しております。

PIAが実施できたのも、H補佐がいらっしゃらなければ絶対になり遂げられなかったものと、心より感謝しております。

そんな中、日経XTECHの記事で、姫路市の方の説明が不十分であるかのように捉えかねないようなところがございました。日経XTECHの記者さんは大変精緻に取材をされ、いつも正確な情報発信をされていて、本当に素晴らしい記者さんですので、水町の話し方が全面的に悪いものと思います。私が取材に対し長々とお話しし、話し方に問題があったせいであり、私の責任であると心より深く反省しております。

姫路市では、H補佐以外にもいろいろな職員の方にお会いしています。皆様本当にまじめに熱心にお仕事に取り組んでおられ、優秀な方ばかりで、いろいろとお力をいただき、感謝しています。

いつもお優しくて、私にもその他の方にもお力をくださるH補佐を始めとする姫路市の方に、ご迷惑をおかけしてしまいまして、誠に申し訳ありませんでした。

 

お仕事を通して、本当に素晴らしい方々との出会いがあります。姫路市のH補佐、MHIのN社長、N社のI部長、M省のM補佐、その他にも本当に様々に本当に素晴らしい方に出会え、お力をお貸しくださって、いつも心より感謝しています。

私は、PIAを非常に大事に思っていて、PIAはとても効果的な方法だと思っています。しかし、いくら抽象的にそれを言っても始まらず、実際にPIAをやってみて、それがどれほど効果的なのかを広くアピールしていく必要があると思います。PIAを実施するには姫路市、そしてMHI医療情報総研のお力がなければ、絶対に実施はできませんでした。心より御礼申し上げます。

 

マイナンバーのPIAである特定個人情報保護評価は、コピペが多かったり、難解であったり、あの難解・膨大な評価書を作成するのに大変な手間がかかっていたりと、課題も山積しています。これは私の責任によるものも多々あるものと思っており、心より反省していますが、PIAが本来の効果を発揮できるよう、少しでも私にてできることがあれば今後もやっていきたいと思っています。

 

姫路市そして医療情報総研への心よりの感謝とおわびを込めて。