ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

会議が多くない

※どうでもいい話です。

 

年度末にかけて、会議数が膨大になる傾向が強いが、今年はそんなことはないように思っています。どうなんだろう、勘違いなだけ?

とりあえず1月は会議数が少ない。なお、ここで言っている会議は、国・自治体・民間団体の有識者会議的なもののことであって、クライアントとの面談等は含んでいません。まあ、クライアントとの面談も、年度末にかけて増えていく傾向があるんだけど、これも今年はそこまでではないような気も?そんなことないかな。

 

自治体の会議、2件退任させていただいたので、それが減っているのか??

それと、保護審の機能が縮小になることもあって、減っているのか?

1月に、保護審一件も入ってないし、2月だって1件しか入っていない。

謎である。

 

昨年の年度末はあまりに悲惨な業務量だったので、技術審査委員会などを年度末に依頼されても断ろうと強く心に誓ったけど、今年また2件技術審査委員会の依頼が来ましたが、今年ならお受けしても大丈夫なのだろうか?少なくとも1件、すでにお受けしてしまった。もう1件もお受けしてしまって大丈夫なのか?よくわからん。

 

昨年は、個人情報保護法改正の施行が4月1日で、相談も多く、執筆も多数重なっていて、かつ会議もいっぱいあって、あんなにパンパンだったのだろうか。なぞだ。

 

しかし、会議委員を一度引き受けると、退任するのも大変なんだよなー。任期中の退任はなかなかできないし、任期満了時の退任ですら、「無理です」とか言われて断れなかったことが何回かある。なぜ任期満了時にも退任できないのか。なぞだ。昨年2件退任させていただけましたが。

 

どうでもいい話だが、会議委員就任のご依頼をいただいた際に、「え???」と思ったことがあった。まず、紹介者を介してのご依頼だったのだが、紹介者が、無料で急ぎの相談をされる方だったので、まず、そこが警戒ポイントになってしまった。無料相談なのに、かつこちらが運悪く出張中のタイミングで、それも言っているのにジャンジャン電話とかメールとかで「今すぐに連絡してくれ」と言ってくる方が紹介者だと、会議委員もあまり就任したくなくなってくるし、会議の内容がそもそも「?」というところもあるし、その会議の委員候補者をお聞きしたところ、その中にも、これまた無料で深夜早朝に英語の会議に出てくれと私に頼んだ方がいらっしゃったりして、やけに無料つながりだな、みたいな。結局、お受けしてしまったので、私もなんだかなーというところはあるが。公的機関なら無料相談でしょう、と思っているのかもしれないけれども、そんなこといったって公的機関だって大量に数存在しているので、全部から無料相談を受けていたら、膨大な時間がかかるので。

次世代医療基盤法改正

次世代医療基盤法改正について先日ブログに書きましたが、本記事では簡単な概要をまとめます。また、法改正に関する感想も、先日のブログに赤字で追記しました。

 

1.次世代医療基盤法について

次世代医療基盤法は医療ビッグデータ法とも呼ばれておりますが、個人情報保護を徹底しながら医療の発展のための研究開発を促進するための法律です。

個人情報保護法だと、本人同意なく医療情報を病院が研究機関や製薬企業等に提供することが原則できませんが、公益のため、より良い医療の発展のための医療の研究開発のためであれば、次世代医療基盤法の枠組みを使って本人同意なく医療情報を提供することが、現状でも可能です。

次世代医療基盤法に基づき、厳格な基準を満たしていると大臣が認めて大臣認定を取得した事業者のみが、病院等から本人同意なく医療情報を取得することができます(もっとも、本人の権利として、拒否することが認められています)。この大臣認定事業者が厳格な基準に基づき、医療情報を匿名加工して、だれの情報かわからなくなった情報を、医療の研究開発を行う第三者に提供します。

 

2.法改正について

もっとも、現在の次世代医療基盤法には、利活用ニーズを満たせないという課題がありました。
・数が少ない症例を削除しなければならず、医学研究上有用なデータほど得られない
・個別サンプルのデータの真正性を確認したい場合に、カルテに立ち返った検証ができない
・患者個人の状態の時系列変化を追いかけるための継続的なデータ提供ができない
・個別サンプルをさらに発展的に研究したい場合に、カルテ内の他のデータを追加提供できない

※以下の3ページ参照
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/data_rikatsuyou/jisedai_iryokiban_wg/dai5/siryou1.pdf

 

そこで、匿名加工ではなく、もう少し加工基準を緩やかにして利活用ニーズを満たすことのできる「仮名加工医療情報」というジャンルを創設し、これをもとに医療の研究開発を行えるようにするという法改正が検討されています。

もっとも、個人情報保護を担保するため、仮名加工医療情報の提供を受けられる事業者も大臣認定が必要となります。

※法改正概要
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/data_rikatsuyou/jisedai_iryokiban_wg/dai7/siryou1.pdf

 

3.私の感想

本法改正に関する私の感想は、以下のブログに赤字で追記しています。基本的に賛成の立場です。

cyberlawissues.hatenablog.com

 

また、次世代医療基盤法の説明については、以下の資料等をご覧いただければと思います。

水町作成PDF

https://www.miyauchi-law.com/f/170828iryobigdata.pdf

 

水町執筆書籍

www.amazon.co.jp

 

サンリオNEXT KAWAII PROJECT

新キャラデビュー「NEXT KAWAII PROJECT」の感想。あまり追っかけていなくて、キャラをぱっと見ただけの状態です。

www.sanrio.co.jp

 

デビュー前のキャラをグッズ化して投票って、かなり画期的だと思う。KIRIMIちゃんとぐでたま、かしわんこもちのときとかは、投票だけやったんだったか?昔過ぎて忘れたけど。

グッズ化されると何がいいって、平面で見た時のキャラと、立体になった時のキャラの違いがわかること。あとは、よくあるグッズにかかれた時のバランスの良さなどもわかって、良いと思う。

 

ただ、KIRIMIちゃんの時とは違って、私的には今回のキャラは、あまり顔の好みの子がいない。

 

クマリーノはぬいぐるみは超かわいいと思うけど、平面だと特に、かな。まあ、かわいいと思うけど、かわいい系のグッズにこういうキャラ書いてありますよね的な印象を受ける。あまり独創性を感じないというか。

クマリーノ | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

はなまるおばけは、まるもふびよりにそっくりな気が。

はなまるおばけ | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

かぶりんぼくらぶは、かわいい。ただ、胸がきゅんとするようなかわいさまではいっていないような気も。キャラの並べ方とかによっては、さらにかわいくなると思う。すみっこ的な感じで、どかどか並べるとかわいい? メモはかわいいから、並べ方と背景でかなりかわいくなる気がするけど、ぬいぐるみは普通な気が。

かぶりんぼくらぶ | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

クリーミィアフタヌーンは、とてもかわいい! ただ、センターの子が、お友達キャラ風に見えてしまう。ぼんぼんりぼんのお友達のミルキーミミにやや似ている。

クリーミィアフタヌーン | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

www.puroland.jp

 

はれのちにゅあ、かわいいけど、シナモンの顔とお口に見えてしまう。

はれのちにゅあ | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

ふからんぷからん、ゆるくていいけど、既視感があるキャラのイメージ。ベイマックスに似ている?サンリオキャラでも似ている子がいたようないなかったような記憶が。

ふわらんぷからん | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

ルルクルンもかわいいけど、かわいい系のグッズにこういうキャラ書いてありますよね的な印象を受ける。でもやっぱりかわいいかな。

ルルクルン | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

ぷりぷりうんぴ~ず、顔的には一番好みだけど、設定が汚すぎて。

ぷりぷりうんぴ〜ず | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

月の裏のレストラン、特に感想なし。かわいい系のグッズにこういうキャラ書いてありますよね的な印象を受ける。

月の裏のレストラン | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

ホップホップベイビーズもかわいい系のグッズにこういうキャラ書いてありますよね的な印象を受ける。けど、平面に描かれた絵はやっぱりかわいいかな。立体のぬいぐるみがいまいちじゃない?これ、立体をかわいくできれば、かわいい気がする。

ホップホップベイビーズ | NEXT KAWAII PROJECT 公式サイト

 

ということで、胸をつかまれるようなかわいい子は、私にとってはいませんでしたが、この中で挙げるなら、クリーミーアフタヌーンとかぶりんぼくらぶ、次点がクマリーノとホップホップベイビーズ、その次がルルクルン。

 

 

 

次世代医療基盤法改正の感想

23.1.12赤字箇所追記(法改正に関する個人情報保護についての感想追記)

次世代医療基盤法の改正に向けて検討が進められていましたが、現場ニーズに即した大幅な改正が盛り込まれる模様です。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/data_rikatsuyou/jisedai_iryokiban_wg/dai7/siryou1.pdf

www.kantei.go.jp

こういう法改正って、「一応改正しました」的なお茶を濁すものになることが多いのに、こういう風に大幅な改正をするとは、「法改正とはかくあるべし」という感じを受け、素晴らしいことだと思います。

どっかの法改正とは全然違うな~、と、どっかに対して地味に嫌味を言いたい気持ちです笑。

 

  • 社会課題を把握・調査する
    (この例でいえば、匿名加工医療情報の活用の困難さ)
  • 社会課題解決をするためにハードルとなるものを特定する
    (この例でいえば、個人情報保護)
  • ハードルを越えて社会課題を解決する方法を検討する
    (この例でいえば、利活用者の大臣認定制度の創設に基づく仮名加工医療情報の創設)

 

法改正とは、新法とは、こういう風に考えてほしいという、好例ですね。

被害者救済法とか、マイナンバーの実務なども、もっと良いものになることを期待します。

 

23.1.12追記
この改正の肝としては、

  • 現状の匿名加工医療情報のままだと、利活用ニーズが満たせないことがある(希少疾患の研究などができない)
  • そこで、匿名加工医療情報ではなく仮名加工医療情報を認めて、希少疾患の研究などにも活用できるように法改正した
  • しかし、匿名加工から仮名加工にすると、加工レベルが落ちるため、プライバシー権侵害リスクが生じてくる。そこで、仮名加工医療情報を取り扱う者への規制を強化し、個人情報の悪用・漏えい等を防ぐ。
  • 具体的には、仮名加工医療情報を作成する事業者のみならず、仮名加工医療情報の提供を受けて研究開発に用いる事業者についても、大臣認定を取得した者でなければだめとする。これによって、適切な管理等ができる事業者しか、仮名加工医療情報を触れないようにする。
    この点、現状で認められている匿名加工医療情報だと、匿名加工医療情報を作成する事業者のみ大臣認定を受けなければだめで、匿名加工医療情報の提供を受けて研究開発に用いる事業者については大臣認定は不要。なぜならば、匿名加工医療情報は完全に匿名化されているので、その提供を受ける者については最小限の規制で良く、医療情報(=個人情報)を匿名加工化して匿名加工医療情報を作成する事業者のみ厳格に管理すればよいという発想に基づくものである。
    これに対し、法改正で認められる仮名加工医療情報だと、医療情報(=個人情報)を仮名加工化して仮名加工医療情報を作成する事業者のみならず、仮名加工医療情報の提供を受けて研究開発に用いる者についても、仮名加工医療情報を取り扱うことになるため規制を強化する必要があるが、次世代医療基盤法改正案では、この規制を大臣認定という非常に強い規制にすることで、プライバシー権を保護しようとしており、この利活用ニーズを満たす状態のデータ提供をとても強い規制の下で行うという、利活用と保護のバランスが良いと考えます。
  • 残る論点としては、大臣認定の基準をどの程度にするか、でしょう。さすがに現状の匿名加工医療情報作成事業者並みの認定を利活用者にも行おうとするのは、厳しすぎでしょう。
    なぜならば認定匿名加工医療情報作成事業者とは異なり、仮名加工医療情報取扱事業者が扱う情報は生情報ではなく、あくまで仮名加工医療情報だからです。さらに、今の匿名加工医療情報作成事業者の認定、認定までに数年(2年?3年?)かかる模様であり、それを利活用者(仮名加工医療情報取扱事業者)にもやろうとするのは、タイムスケジュール・負荷的にも難しいと思われます。
    ですが、生情報ではないといっても、仮名加工医療情報を取り扱うわけであり、ずさんな認定では意味がない。違反をした際の制裁もきちんとする必要もある。そこの塩梅(どの程度の認定基準とするか)が難しそうです。
    そして、大手企業の利活用者なら対応できる認定基準でも、研究機関では対応できない場合もあり、しかし個人情報保護はきちんと行わなければならず、研究機関向けの認定基準も、実務的には悩ましそうです。

 

法改正となれば、次世代医療基盤法の書籍改訂しようかなあ。少なくとも公表しているパワポは修正しよう。

昨日

最近、疲れやすいなと感じているが、昨日やったことを振り返ったら、そりゃ疲れるなと思った。特に内容ありません。

 

昨日やったこと。

  • 午前中、A社利用規約のチェック。
    アソシエイトが作成してくれた利用規約のチェックだが、チェックとはいえ、1時間半使った。
  • 午前中、事務所内打ち合わせ
  • 午後一、東京都の会議。2時間弱。
  • 午後二、B社お打合せ
  • 午後三、A社お打合せ
  • これらのほか、警察への電話、執筆した小論文の見直しと提出、メール返信を行っている

 

一日にやる量としては、よく頑張っていると思う。えらい。誰もほめてくれないので、自分で自分をほめよう。

さらにいうと、先週、仕事があまりはかどらず、今週締め切りの仕事に先週全然取り掛かれなかったので、土曜に2時間、日曜に1時間半程度仕事をしている。えらい。というか、計画ミスだな。ただもう、その週の仕事しか考えられないときはあるので、そうすると週末にカバー、と。ただあんまり週末に回しすぎると今度は破綻するので、やれるときはちゃんとタスク管理をやって、平日に完結するように頑張ろう。

 

今日は、C社ドキュメント作成とC社お打合せ、D社ドキュメントチェックとD社当てご連絡の予定。某会議議事録確認は、すでに完了した。