ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

厄年と幸せについて考える

※どうでもいい個人的な話で法律論とは無縁です。

 

2021年から2023年まで、大大大厄年じゃないかと思われるぐらいの苦しい時期でした。年齢的には全然厄年じゃないし、大殺界とか四柱推命とかも検索してみたけど、特に大殺界とか空乏ではなさそうだったのだけれども、今振り返っても次から次へと理不尽なことが起き続け、メンタルがやばかったです。

また、話は変わるけれども、『はじめの一歩を踏み出そう』を読んで、仕事について考えていく際もどういう人生を送りたいかを考えないといけないとあり、まあそうだよなと思いつつも、考えるのって難しいなと思っていたのですが、

最近なんとなく、幸せについて考えがまとまってきましたので、ブログに書いて自分の考えを整理したいと思います。

 

私が思う幸せは

  1. 自分らしく
  2. 安全に
  3. 理不尽な目にあまり会わずに生きていけること

だと思いました。ただ、これが意外と難しい。こんなの簡単じゃんと思う方も多いような気もしますが、私の人生の場合、これらの実現が結構難しいので、つらい時期があるのではないかと。

 

「1.自分らしく」

私の場合、アクが強すぎるというか個性が強すぎるというか、まあ変わってるんですかね。そのせいで自分らしく生きていくためには、環境を選ぶように思います。

「自分が思う【こうあるべき】【これが理想】」

「組織自体や組織に属する大多数の人が思う【こうあるべき】【これが理想】」
とが違うと、その組織では自分らしく生きづらいわけで。

今まで、民間企業と大手法律事務所と国に勤めた後、独立しましたが、結構これが違うんですね。そうすると組織の中で自分らしさはできる限り出さない方がよくて、自分の思う理想とは違う方向に生きていかないといけないので、きついのですね。

民間企業と大手法律事務所と国だったら、国が一番「自分が思う【こうあるべき】【これが理想】」と「組織自体が思う【こうあるべき】【これが理想】」が合っていたような。誰も読んでないかもしれませんが、私の国時代の知り合いがこの文を読んでいたら驚くかもしれませんが(笑)。まあ国自体が【これが理想】って思ってなかったとしても、憲法に公務員は国民の奉仕者って書いてあるわけだから、より良い社会のために頑張るのが国の仕事なんで、私が思う【こうあるべき】【これが理想】っていうのと方向は合っているんですよね。だから、なんなら、新卒で国に入っていたら、意外と長く勤めていた可能性もあるようにも思います。

でも、やっぱり、新卒で入った民間企業を退職しようと思ったときに感じた、「私のやりたいように仕事をするには自営しかない」、これは正しかったと思います。なので、国よりも、今の自営の方が、圧倒的に自分に向いています。自分らしく生きていきやすいです。

自営しかないと思ったものの、私には起業する勇気も才能もなく、どうせ無理だと思っていたところ、友人がロースクールの事を教えてくれて、ロースクールに入り、なんとか試験に受かることができたものの、すぐに自営になるのは、やっぱりまた勇気がなくて、ブランド力のある組織への就職にあこがれていた部分もあり、大手事務所に就職しましたが、やはり私には自営しか向いていないのではと思いつつ、弁護士として自営する方法も方向性も大手事務所だとわからず、大手事務所からすぐの独立は私には現実的ではなく、そんな中マイナンバーのお仕事が来て、紆余曲折を経て、自営になりました。やっぱり自営しかなかったけど、私にはこのタイミングでの自営しか難しかったと思うので、それはまあよかったと思います。若くして自営できる優秀な方もいますが、私には無理だったので。

 

で、自営なら自分らしく生きていきやすいんだけど、結局自分の性格の弱さで、つい流されやすく、自分らしく生きていけないことがある。ここは、気持ちを強く持って、流されずに、自分らしく生きていく、仕事の目標・理念を立て、それ以外は断るようにするなど、頑張っていきたいところです。

 

ということで、「1.自分らしく」問題はそこそこ解決。あとは自分の努力次第なので頑張りたいと思います。

 

次、「2.安全に」。
これが非常に難しい。自力ではどうしようもないことがあります。心理的安全が脅かされることが2021年から2023年はすごく多かったわけです。これがかなりきつかったです。

誹謗中傷・罵倒の連続、周辺への攻撃、相談しても無理解やセカンド中傷など。

それよりは大きい問題ではないものの、突然私だけ賃料が二倍になりそうになり、なぜかと聞いたら罵倒されるなどしたら、心理的に安全にはいられない。

あとは、それよりも問題は小さいとはいえ、こちらは相手に気を使って、相手が過ごしやすいように心を配っているのに、利用される、いいように扱われる、気を使ってもらえないとなると(まあ、私自身が嫌われたくないという弱い性格ゆえであって、相手をおもんばかっているだけの優しい人間風に言うのはアンフェアかもしれませんが)、やはり心理的に安全とはいえなくて。お互いある程度気を使いつつ、ある程度主張しあえる関係じゃないと、心理的安全性は確保できないような。

あとは、病気でもないのにぜいたくな話ですが、常時疲労で、疲労感がすごくて、頭痛がひどかったり、体がつらい。

まあ、安全じゃないといっても、戦争や災害被害者もいらっしゃる中で、そんなぜいたくな悩みを言える場合でもないのですが、自分には応えました。

あとは、大雨とか台風とかの映像見ていると、近所にハザードマップ上危険な場所があって、ああいうのも心にこたえるというか、災害に強そうな場所に住みたいなと思いました。

そもそも小心者で本来は石橋をたたいて渡る性格要素が強いので、安全が好きなのですね。

 

マズローの欲求でも、①生理的欲求、②安全の欲求、③所属の欲求、④承認欲求、⑤自己実現の欲求があって、「1.自分らしく」は⑤自己実現の欲求と④承認欲求(と③所属の欲求)に関係すると思いますが、まずは①生理的欲求と②安全欲求ですよね。これがないと話が始まらないと思うのです。ここが脅かされていると幸せって難しい気が。③所属欲求も心理的安全性と強い関係がありそうですし。

 

「3.理不尽な目にあまりあわない」

これも、結局は「2.安全に」に尽きるかもしれません。心理的安全性が確保されていれば、多少理不尽な目にあっても安全だなと思えるけど。でもまあ犯罪被害とか、あまりに大きな理不尽に会うと、やっぱりつらいですよね。あまり理不尽に会いませんように。これは祈るしかない。運・不運の問題なので。

 

ということで、「1.自分らしく」「2.安全に」生きていきたいと思いました。自分の特色として、心理的安全性を確保できるように努めていけば、幸せに近づけるようにも思いますので、それを追求していきたいなと思っているところです。