ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

日本経済新聞にコメントしました(2017/11/20)

マイナンバーに関する日本経済新聞の記事にコメントしました→コチラ

預貯金付番の普及のためには、マイナンバーの意義を、官・民間企業・国民の観点から丁寧に訴えていくことが必要ではないかと思います。

官・国民の観点からは、マイナンバーが銀行口座に付番されていない現状でどのような問題があるのか(巨額脱税、悪質な架空口座、社会保障の不適切な受給、高齢社会での社会保障財源問題等)をきちんと説明すること。
民間企業の観点からは、一方的な取扱義務ではなく、企業がマイナンバーの保護を行うことを前提に利活用できること。
国民の観点からは、マイナンバーによるメリットがあること。例えば、口座開設手続の短縮化、待ち時間の緩和、相続手続の利便、貸金庫カード・お客様カード・オンラインバンキング用カードをマイナンバーカード化するとメリットがあるなど。