上記ブログによると、6/4(明日)、参議院内閣委員会で可決される見通しとのこと。
コロナ・検察イシューがあり、今国会は無理かと外野からは見ていて思いましたが、今国会で成立しそうですね。
本日21時20分ごろより、ABEMA Primeに出演することになりました。
マイナポータルからオンライン申請されたデータを印刷するのに、3日間かかったとのこと。
前から「マイナンバーの課題」資料にも書いているが、データでもらったものを、紙にして(アナログ化)、そこからさらにデータ化するというのは、あまりにもナンセンス。
個人番号利用事務系からデータを持ち出すことが規制されているといっても、ウィルスチェックかけたデータを個人番号利用事務系に入れることもできないのか??
市民アンケートの対象者抽出を住基データからするっていう話を聞いたことあるけど、あれは市民アンケート業務自体も個人番号利用事務系でやっているの? わからん。
マイナポータルのぴったりサービスの資料が検索でひっかかったけど、紙にいったん印刷して、さらにシステムに入力する方法以外もできそうだけど、実際はコストが高くついたりするから、これまで紙印刷→入力でやってきたから、コロナの特別定額給付金もそうっていうことなのか??
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/minorportal/pdf/sankou01.pdf
IT化・システム化しても、処理が効率化しないって、IT化の設計がおかしい典型だと思う。
結局、既存のシステムが自治体それぞれで、そこに後からいろいろなシステムが付け加わって、強靭化でネットワーク分けたりして、そういう経緯を経て、自治体システム全体が、複雑怪奇な構成になっていたりするのか??
費用対効果と業務効率化の観点から、かなり大々的に抜本的に手を入れた方がいいのでは?
つーか、住基情報と申請情報の突合せ作業自体がいらないとは思いますが…。
オンライン申請と紙申請の二種類それぞれについて、どこをどうチェックして、どう振り込むかまで、何パターンかの自治体を想定して、国が正しく的確に示した方が良かったと思います。
個人情報保護の世界では、「データ最小化の原則」があって、不必要な個人情報はそもそも収集すべきではありませんが、個人情報保護の観点からではなくても、業務効率化・迅速化の観点からも、申請に不要なデータはそもそも申請時に書かせたり入力させるべきではないのでは?
あとは、紙申請でも郵送先が市外だと、詐欺を疑われるという記事も見かけました。
経産省の給付金の件でも報道されていますが、今や国も自治体も外部委託が非常に多くて、でも国民には委託の件があまり認識されていないので、今回のこういう混乱にもつながったような気もします。
何を委託して、何を職員さんにやってもらうか、こういう切り分けもなくなし崩し的な委託も散見されるので、新しい時代の「公務」の在り方から、検討していった方が良いと思います。
あとは、官に限らず民でも委託・孫請け・ひ孫請け・それ以降と延々と続く、多重構造があって、その場合、中間層を抜くとどうなるのか、抜いたら抜いただけコストカットになるのか、それともやはり中間層に報酬を支払う意義があるのか、そういうことを、業界ごと・場合ごと・個別業務類型ごとに検討していく必要はあるかと思います。
衆院本会議は28日、個人情報保護法改定案を採決し、自民党、公明党などの賛成多数で可決とのこと。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-29/2020052904_09_1.html
議事録が文字になっていないと、動画だとみるのがちょっと時間かかりすぎで…。
(追記)
早く文字になってくれないかなと思いつつ見てみたら、5/8の議事録は文字化されてますね。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/0002_l.htm
動画をUPしたら、自動で文字お越ししてくれるサービスとかありそうですから、正確性に疑問符はつくかもしれませんが、とりあえずそういうのを使って読んでみるというのでもよいかもしれません。
議事録がないというのは、この件に限らず報道で時々見かけるが、なぜ議事録がないか現場感覚の一般論からいうと、ものすごく業務量が多くてほかにやることが大量にある中で、議事録作成・確定にそれなりの作業量・めんどくささがあることが要因のように思う。
議事録作成・確定は、こういうプロセスをたどる。
地味に、かなりの作業量がある。
ここを効率化・省力化すると良い。
あとは、どんなに鬼のような業務量の多忙な組織でも、なんの仕事もしていないという人が一定割合いるので、本当はそういう人に議事録の担当をやってもらうといい。ただそういう人に投げても、議事録のこういうこまごました作業ができないだろうから、いつまでにこの作業を必ずやらなければならないというノルマを与えてやっていってもいいのでは? そこまで難しい作業というわけでもないし。
本当は、議事録に限らず、会議運営を効率化する作業を、省庁・地方公共団体で考えると、結構な仕事量を削減できると思う。面倒で外注している部分もあるが、外注費の削減にもつながるし。
あとは、議事録全文の文字おこしのほかに、議事録要旨というのも作成する場合がある。というか、通常、要旨は、気の利く人が自分のメモとかに作ったり、備忘録として作って共有していたりする。じゃないと、会議の内容を踏まえた幹部報告とかレクとか政策検討ができないから。ただ、その要旨を公開するわけではないので、それはあくまで内部資料だったりする。なので、要旨を公開しちゃって、全文はゆっくり作業して公開するというのでもいいかも?
ちなみに、議事録要旨こそは、会議内容を分かっていない人が作るとめちゃくちゃになるので、気の利く人が作るしかない。これに対して議事録全文については、基本は文字おこしになって、誤字脱字のチェックと、各発言者の修正反映という、あまり頭を使う作業ではなく、面倒くさい細かい作業が複数あるというところなので、ちゃんとやれば、基本的にはだれでもできる。