ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

PIA検討会委員を拝命しました

個人情報保護委員会委託調査で、JIPDECが事務局をされている「PIA検討会委員」を拝命しました。

頑張って、PIAの発展に心血を注いでいきたいと思います。

 

<感謝>

そして、この度、PIA検討会に当たって、大変多くの方にお世話になり、感謝申し上げます。個人情報保護委員会、JIPDEC様、他の委員の先生方、ご協力いただく事業者様に感謝申し上げます。

そして、Iさんに心よりの感謝を申し上げたいと思います。ずっと以前から大変真面目にお仕事されている様子を見させていただいて、見識の深さと経験の豊富さにいつも驚かされていましたが、いつも私のことも気にかけてくださり、私がPIAを民間でもやっていってほしいとか、自治体でもマイナンバー以外にやっていってほしいというような話をしているのを聞いてくださり、いろいろとお骨折りしてくださり、さらにはいろいろとPIAについてもご検討くださり、本当にいつもお世話になっております。ありがとうございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

本当にマイナンバー関連、その他お仕事関連で、いろいろな方との出会いがあり、一生懸命お仕事されている方に出会うと、本当にすごいなあといつも思います。優しい方にもたくさんお会いすることができ、本当に貴重な出会いに感謝します。

 

<私とPIA>

私は、平成23年から内閣官房に出向しましたが、最初はマイナンバー法全般の担当ではなく、マイナポータルとPIA(プライバシー影響評価)の担当(法制担当?立案担当?)でした。途中で、マイナンバー法の立法作業が進まなかったりして、私の方でいろいろとマイナポータルとPIA以外もやるうちに、結果的にマイナンバー法の立法担当になりましたが、元々はPIAの担当だったので、PIAについては海外事例しかほぼなかったので、本当に一生懸命海外制度を調べ海外事例を調べ日々自分で翻訳し(翻訳業者に委託せずに自分で翻訳したのですよ)、制度設計をし、多数のペーパーを作成し、各省や自治体からぼろくそに言われてもめげずに、各省や自治体でも優しい方もいっぱいいたので、なんとか頑張って、日々毎日頑張ってやってきた、とても私にとって大切な制度です。大好きな制度です。かけがえのないものです。

まあ、もちろんマイナンバーもそうです。私にとっては血と涙の結晶ではないですが、心血を注いだ大事な制度で、大好きです(マイナンバーが大好きって変な表現ですが)。ただPIAの方がマイナンバーよりも好きなんです。

 

特定個人情報保護評価の改善点は多数承知していますが、ただあれ、海外制度を踏まえていて、様式の内容自体はいいんですよ。改善すべきメインの点は、見せ方の問題だろうと思っています。

 

なので、日々の業務の中で空いた時間で、手弁当で、PIAの民間実施や、PIAの自治体でのマイナンバー以外での実施のお手伝いをさせていただいていましたが、せっかくの機会なので、PIAが良いものになるように、実施側のご負担があまりなく、しかしプライバシー権保護が図られるように、頑張っていきたいと思います。

私なんて、手前味噌っていうか、自分でいう話ではないと思いますが、趣味というか、手弁当で、PIAの発展のために数年来頑張ってきていて、別に儲けるためみたいな営利目的でもないし、わかったふりしてマウンティングしたいとかでもないし、結構真面目に取り組んでいるのですが、なかなか細々としかできず、芽が小さい状態ではありますが、引き続き頑張っていきたいですし、せっかくの機会ですので、私としても頑張っていきたいと思っているところです。