ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

【マイナンバーQ&A】企業はマイナンバー対応のために、何をすればよいですか

マイナンバー対応は、いろいろとセミナーなどもあり、ものすごいことが求められるのではないかと戦々恐々とされている担当者の方も多いと聞いていますが、別にそんなことはありません。

要は、今やっている、社会保障と税の手続にマイナンバーが追加になるので、その対応をするということと、マイナンバー法個人情報保護法にのっとるということが求められるわけです。

何かが劇的に変わるわけではなく、今やっている手続にマイナンバーが追加になるので、まずはやっている手続を確認します(取扱場面の洗い出し)。

そしてマイナンバー法等をどう遵守していくか、具体的に検討します(どう守るかの決定)。

マイナンバー法等を眺めていても、疑問が生じると思いますので、具体的な取扱いの中で、「あれ、取り扱う人が誰でもよかったら、誰がどうしたかわからなくて、問題じゃないかな?」とか、「鍵もかけずにその辺にマイナンバー書類を放置しておくのはよくないよね」というように、具体的な場面の中で、やるべきことを考えていくと、常識的な扱いをすれば大丈夫であることが分かるように思います。

このあたりのことは、マイナンバーSCOPEで連載する予定ですが、その前に、事務所のHPに、マイナンバー対応のための資料をUPしましたので、よかったらご覧ください。
民間企業とマイナンバーの関わりが、資料の22〜27ページ、企業がやるべきことが44ページから載っています。