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弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

税務弘報4月号に「水町雅子弁護士に聞く 税理士が知りたいマイナンバー制度」が掲載されました

税務弘報4月号に「水町雅子弁護士に聞く 税理士が知りたいマイナンバー制度」が掲載されました。


内容としては、マイナンバー制度の概要、特に税理士の先生がご関心を持たれるであろうマイナンバー制度のポイントが書かれています。
これは、論文ではなく、インタビュー記事ですので、読みやすいのではないかと思います。
ぜひご覧ください!


しかし、本当にうれしいことですね。なんと、記事のタイトルに名前を入れていただいています。
「水町雅子弁護士に聞く」、いやあ、ありがたいことです。
しかも表紙でかなり大きくタイトルを書いていただいています。

前に、旬刊商事法務に論文を上・下で書いた時、上はなんとか表紙に載りましたが、下は表紙に載らなかったのです。あれは悲しかったです。
じぶんの論文が掲載されている雑誌を開くとき、私は本当にうれしい気分になるのですが、旬刊商事法務を見た時は、「え?」と思いました。だって表紙に載っていないんですよ。これ、大丈夫かなあ、掲載されなかったんじゃないかなあと不安に思い、目次を見たら、載っていたのでよかったのですが、表紙に載らないのは非常に残念です。上の目次はこちらで、下の目次はこちらです。表紙はWeb上にはあがってないみたいです。


ちなみに、インタビュー記事はこれが初めてです。
税務弘報さんの今回のインタビュー記事は、事前に編集部より、質問を送付していただいており、それに沿って私が回答しています。


私は論文作成が趣味で、依頼を受ける前から一人で一生懸命書いては持ち込んだり、依頼原稿を喜んで書いていたりということをやってきましたが、最近思うのですが、どうも、論文調に書くとあまり受けがよろしくありません。かっちり書くというよりは、わかりやすい記述を心掛けた方が受けがよいようです。
ジュリストの論文なんて、私はジュリストに論文を掲載していただくのが夢だったので、ものすごく頑張って書いたわりには、反響があまりありませんでした。自由と正義の昨年の論文、マイナンバーと財産開示・第三者照会の論文も、硬く書きすぎてわかりづらかったのか、反響が全然ありません。残念です。しかしあれは執筆途中に入院してしまった上に、編集委員会から何度もコメントをもらって、入院中ベッドの上で直すという涙ながらの作業をしたわりには、直したものに対して当初のコメントとは違うコメントを再度もらったりしてぐだぐだになって、入院生活にも療養生活にも著しい支障を生じてしまったので、仕方がないですね…(涙)。もっと前に自由と正義に書いた「ライフログに関するプライバシー権侵害訴訟の検討」、これはWebにあまり馴染みのないベテランの先生方にもぜひ読んでいただきたいと思って書いたのが功を奏したのか、そこそこ反響がありました。

本でも商事法務から出した「やさしい番号法入門」、私、これものすごく頑張って書いたのですが、あまり反響がありません。これよりも有斐閣から出した「Q&A番号法」の方がわかりやすいというお声をいただくことが多いです。やはり、本も薄い方が読みやすいのですかね。「やさしい番号法入門」は硬く書かないように、読みやすい文章を心がけて、法曹以外の方がすーっと読めるように、法律解釈にあまり踏み込まずに書いたのですが、あまり反響がありません。残念です。

やさしい番号法入門

やさしい番号法入門

Q&A 番号法 (ジュリストブックス)

Q&A 番号法 (ジュリストブックス)


わかりやすく見やすい本というのが大事なのですかね。しかし見やすさというのは、著者はいかんともしがたい場合があります。編集者さんの裁量が大きいように思いますね。

これから出版する本も、読者の方に少しでもわかりやすかったと言っていただけるように、頑張りたいと思います。
最近、執筆活動を中断していたので、そろそろ再開しようと思います。