個人情報保護法改正2020年ポイントと見通し
個人情報保護法改正2020年の見通しの資料を作成しましたので、公開します。
http://www.miyauchi-law.com/f/200114pii2020.pdf
「個人情報保護法2020年改正前に押さえておくべき重要ポイント20と法改正の見通し」というタイトルです。
あくまで改正法案がまだ閣議決定・公表等されていない段階で、個人情報保護委員会公表の中間整理、大綱骨子や大綱を見ての、私の想像という内容ですので、その点ご了解いただければ幸いです。
個人情報保護法改正時期
2020年通常国会での成立が予測されますので、おおよそ早くて2020年3月、遅くて2020年6月から7月ごろに個人情報保護法の改正法が成立するとみています。
施行は、成立から1年ぐらいでしょうか。1年半、2年っていうことも考えられなくないですが、現時点での個人的な予想としては1年から1年半の間かな、と。
個人情報保護法改正2020年資料の構成
なお、私が作成した資料の目次としては以下になります。それぞれの項目ごとに、現行法の内容と改正予測、対応案を記載していますので、良かったらご覧ください。
• 対象者個人に認められた権利を企業として保障する必要がある
(1)開示請求(本人からの請求により個人情報の内容を本人に閲覧等させる)対応
(2)利用停止請求(本人からの請求により個人情報を利用しないようにする)対応
(3)削除対応(本人からの請求により個人情報を削除する必要があるか)
(4)法改正の見通し
(5)GDPRでの本人の権利
• 個人情報の漏えい
(6)漏えい時に個人情報保護委員会へ届け出る義務があるか
(7)漏えい時の制裁(罰則が科せられるか)
(8)漏えい時の制裁(行政制裁がなされるか)
(9)漏えい時の制裁(民事訴訟で敗訴するとどのような対応が必要か)
(10)GDPRでの漏えい時の報告・制裁
・WebサイトのCookie(クッキー)等への規制
(11)Cookieへの規制がなされるか、個人情報保護法改正の見通し
(12)Cookieへの規制がなされるか、公正取引委員会の動き
(13)Cookieに対するヨーロッパでの規制
・名簿屋
(14)名簿屋から適法に個人情報を購入することはできるのか
(15)名簿屋関連の個人情報保護法改正の見通し
・データの利活用(取得・転用・解析・分析・機械学習・提供等)
(16)匿名加工情報とはどのようなものでどのような利活用が可能か
(17)非識別加工情報とはどのようなものでどのような利活用が可能か
(18)医療ビッグデータとはどのようなものでどのような利活用が可能か
(19)個人情報のままでの利活用のポイント(利用目的がカギ)
(20)個人情報のままでの提供が可能な場合(リクナビを踏まえて)