ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

雑記

もう本当に昨年は1年中バタバタしていて、せっかく本を出版したというのに、献本等もできずにいました。クライアントの方に「お送りしますよ」といったにもかかわらず、献本手続を一切していないという…。

 

そしてようやく献本作業に取り掛かったのですが、宇賀先生に献本しよう!と思って、前の献本リストを見ていたら東大住所だったので、最高裁住所に変えなければと思いまして。私のような人間が、最高裁判事に献本しても良いものなのか悩み、厚かましい気もいたしますが、献本させていただきたこうと思っています。

団藤先生の反対意見を読んで勉強した者として、宇賀先生と山口厚先生が最高裁判事とは、本当にすごいことだなあと思います。学者の先生は本当に頭脳明晰で芸術的な頭の良さなのですばらしいですね。あとは石川健治先生ですね。山口先生も石川先生も頭が究極的に良すぎて、学生はいくら先生の文章を読んでも理解できないという怪現象が起きていましたが。山口厚先生といえば、100%致死量の毒を同時に盛った場合に不可罰というのを教科書で読んだ記憶があるのですが(違ったかな?確かそうだったはず?)、客観的な基準を貫き通す知性派で素敵ですが、初学者にはとても理解できなかった記憶があります。なつかしいです。

芸術的に頭が良くて学生にファンが多いといえば、法学者ではありませんが、野矢茂樹先生を思い出します。「『彼は歯が痛い』というのは、論理的に間違っている」と聞いた時の衝撃、忘れられません。ロースクール受験本として論理トレーニングを手にとった時、本当に懐かしく思いました。