ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

朝日新聞にコメントが掲載されました

ブログでのご報告が遅れましたが、朝日新聞2015年1月6日(火)朝刊33面(社会面)にコメントが掲載されました。
ログインが必要ですが、記事はこちらです。

個人情報に詳しい水町雅子弁護士は「広告の出どころを示すという方向性は評価できるが、利用者の不信感を払拭(ふっしょく)するには不十分。加盟社には申請を義務づけるなど、さらに厳格な運用を求めたい。リンク先のページを分かりやすくするなど工夫の余地はある」と話している。


昨年、朝日新聞行動ターゲティング広告の記事にコメントが掲載されました。(→記事はこちら

個人情報に詳しい水町雅子弁護士はこの広告の課題として、(1)閲覧履歴に関する取り決めがどこに書いてあるのか知られていない(2)書いてあっても、長文の規約の中に埋もれたり、理解しにくい表現だったりする(3)「規約に同意する」をチェックすることで、事業者は免責され、本人の責任のようになる、の3点を挙げる。「明示を義務づけるのも有効」と水町弁護士。

水町弁護士は「今はネットを使わない生活は難しい。業界側は、仕組みを消費者にきちんと説明するべきだ。消費者も、どのような経緯でその広告が配信されたのか感度を高めることが大切」と話す。


今回は昨年の記事の続報的な記事です。引き続き、小林さんが書いてくださいました。

一般社団法人インターネット広告推進協議会(JIAA)が、行動ターゲティング広告に共通のアイコンを表示する「JIAAインフォメーションアイコンプログラム」の認定を開始したとのことで、Yahoo!等に表示されている広告をよく見ると、右上の×ボタンの横に、iが丸囲みされているマークがついていますが、それに関する記事です。