ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

ピューロ、クラウドファンディング

ピューロランドが30周年を迎えます。おめでとうございます!

そんなピューロも、いよいよクラウドファンディングを行うそうです。

 

motion-gallery.net

経営の厳しい時代もありましたがここ数年はキャラクター達の大活躍で多くの皆さまにご来場いただいたおかげで活気づき、… そんな中、2020年2月22日からコロナ禍の影響で長い休業を余儀なくされ、… ようやく営業は再開しましたが、感染防止のため制約が多く、また、経営上、企画していたことを見直さざるを得ない状況になってしまいました。

そんな中、すべてをあきらめてしまうのではなく、お客様に力を貸していただき、できるところまで企画を実現したいという想いに至りました。皆さまも厳しい状況の中にあると理解しています。できることで、できる範囲で応援して頂き、私たちは精一杯、そのお気持ちに応えるような楽しさ、温かさをお届けしたい、そう思っています。

赤字でしたからね。採算度外視の経営でも、結構うまくいくというか、さすがいちごの王様という感じですが、サンリオ自体もものすごく大変な時期を迎えたにもかかわらず、キティちゃん、仕事を選ばずに馬車馬のように働かせる作戦を取って、無事今にたどりつき、本当に良かったですね。今だってそりゃコロナでものすごく大変ですが、「戦争さえなければ、人と人とを仲良くさせるビジネスは絶対になくならない」と王様もおっしゃってますし。
←別に嫌味ではありませんよ。本当にそう思っています。思わぬ効果として、キティちゃんの様々な形態が見られ、思わぬファン層の広がりもあったと思いますし。

 

そして、こんな時期、ピューロやサンリオの力になれるなら、さあ私も支援のタイミングだと思って、わくわくしてクラウドファンディング企画を見てみましたが、ちょっとお礼の品の展開が魅力的ではありません。

 

前に、夏祭りクラウドファンディングかなんかのとき、「ピューロランドでキティちゃんとデート」というお礼の品があったのですよね、確か。あれはいいですよね。まあ、今は非接触にしないといけないからキティちゃんデートはできないにしろですよ、私だって10万円ぐらいはこの時期ですから払おうかなと思っていたわけです。お礼の品に心を押されれば、20万円ぐらい払おうかなとか。それが、お礼の品が、ゲネプロの先行配信、スタッフTシャツ、台本、5分間のオンライングリーティングだと、あまり心を押されることもなく、どうしようかなと。

 

私が思いつく、あったらいいなのお礼の品

<デジタル系>

・写真合成系(キャラクター)

好きなキャラクターの写真とファンの写真を合成してくれて、ファンがキャラクターに囲まれている風になる写真。または好きなキャラクターとツーショット写真を合成してくれ、好きな背景を選べる。

技術的に難しい場合は、ファンのみ来館し、ソーシャルディスタンスを保って撮影する(多分、キャラクターは別撮影して、合成できると思うので。キャラクターと一緒に撮っちゃうと、くっつきたい人もいるだろうから、ソーシャルディスタンス問題が発生する?)。技術的に可能な場合は、ファンの写真もネットからアップロードしてもらって、完全にデジタルで来館なし、接触なしにする。

 

←リアルグリーティングでも、キャラクター側は2人ぐらいが上限じゃないですか(キキララ、シュガーバニーズ等。ノラネコランドの場合は3人?)?キャラクター10体とかに囲まれて写真がほしいです。

 

 

・ファンをキャラクター化

ファンをキャラクター風に絵にしてくれて、キービジュアル等の中にファンを入れ込んで、ファンがまるでサンリオキャラクターの一員になれる。

これは、ファンの写真をネットからアップロードしてもらえば、デザイナーさんにデジタルで作業できるので、来館なし、接触なしで実現可能ではないか。

 

・写真合成系(ピューロ背景)

ピューロランドの背景でファンの写真を合成する。例えば、ピューロの正面の屋根にファンが座っている写真の合成や、知恵の木にぶらさがるなど。ショーの画像と合成すれば、ファンがまるでハローキティ一座の一員みたいにもなれるか。好きなショー(過去のショーも含む。パレードもいい。)の画像とファンの写真を合成するというのも良い。

 

・私の感想

私としては、複数キャラクターが好きなので、キャラクターに囲まれている風の写真が合成できたらとてもうれしいです。私みたいに複数キャラクターが好きじゃないファンだって、ツーショット以外にも、例えばプリン好きだったら、プリンとプリンのお友達に囲まれるとか、プリンとファンの並び写真で、周りにプリンのお友達たちがいるとか、私個人だったらものすごくうれしいのです。

 

<グッズ系>

・ピューロランドグッズ〇万円プレゼント

ピューロランドで売っている商品の中から好きなものを選べる系。これ、寄付額よりプレゼント額を下げれば、実現可能では? ただ、ピューロってサンリオ本体じゃないから、サンリオ本体の商品などをプレゼントすると、ピューロ側の経費がかさむ可能性があるかも??

 

・過去グッズプレゼント

今は売っていないけど、まだ在庫がある商品の中から好きなものを選べる系。ピューロスーパーセールも開催できなかったし、売れ残った商品があるのでは? その整理にもなるし、ファンはファンで今は店頭で買えないものが買えて、幸せでは?

 

・DVDプレゼント

KAWAIIかぶきとか、昔のショーとか、キティちゃんアニメとかのDVD売ってますが、あれをくれるとか。あとは、DVD化していない昔の映像(マロンクリームのおじゃま、とか)をくれるとか。

 

・あたりくじプレゼント

 

・ピューロパスプレゼント

 

 ・ピューロで使える金券等

これなら、ピューロってサンリオ本体じゃないけど、すでにピューロで持っている在庫とかだし、大丈夫そう? これでも難しい? ならお食事限定とか。

 

<ピューロ訪問系>

・リアルグリーティングの優先

 

 

最後に超失礼な記事をみつけたので、貼っておき、文句を書きます。

biz-journal.jp

6月12日に都内で開いた社長就任会見では、サンリオのキャラクター商品が新社長の前にドンと飾られていた。

「経営の正念場でのトップ交代の会見にキャラクターが同席する。危機感が欠如している表れ」(外資系証券会社のアナリスト)

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/06/post_163144.html
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 自社の主力商品をどーんと並べて何が悪いんだ!失礼じゃないか!このアナリストこそ何にもわかってないんじゃないか!むかむかする!その辺の世の中に売っている商品とキティちゃんを比べてみろよ、いくらキティちゃんが売り上げていると思っているのか、それ調べてから物書け!「キャラクターが同席する」って何だよ?着ぐるみも登場させろよ!IRレターだってなんだってキャラクターがいっぱい書いてあるんだよ!それも知らないのか!

 

サンリオショップの店員さんは、ちゃんとキャラクターに「ちゃん」「くん」をつけて呼ぶんだよ。身内を呼び捨てで呼ぶ文化じゃないんだ。「あなた、キティちゃんの身内なんですか?」ってファンが怒る可能性もあるし、ファンが「プリンでお願いします」といっても店員さんは「プリン君ですね」ってちゃんとくん付で呼ぶんだよ!ちゃんとした店員さんなんだよ!

 

 

基本、この記事書いた人、キャラクターを馬鹿にしてますね。キャラクタービジネスの会社がキャラクターを前面に出して、何が経営として間違っているのですか?

LINEって別にキャラクタービジネスじゃないですけど、LINE本社、LINEのキャラクターたくさんいますよね。まあ、株主総会や会見とかにキャラクターがいるかは確かに知りませんけど。
じゃあ、例えばディズニーとかアニメの会社が、ディズニーキャラクターやアニメの登場人物を前面に出したら、おかしいんですか? 出版社が本を並べててもおかしいんですね。

じゃあ、なんならTOYOTAが車並べてもおかしいんですね。そういうことでいいですか?ものすごくムカつきます。