ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

マイナンバーメルマガ雑感

マイナンバーメルマガ、読んでいますが、上手な文章だと思います。

まず、平易な日本語で政策を説明している。当たり前に思えて、とても難しい。これができる行政官は実はめったにいない。

次に、第69号(令和2年3月19日)では、自治体職員向けというか、マイナンバー、そしてオン資を現場で支える自治体職員に対する気持ちが、見受けられました。国保課さん、超重要! 引き続き頑張っていただきたいです。

 

マイナンバーメルマガ

https://www.cao.go.jp/bangouseido/mailmagazine/backnumber/index.html

 

最後に、どうでもいい話ですみませんが、医療保険というと、マイナンバー担当官だったころを思い出します。マイナンバー、医療保険でがっつり使うんで、法律の検討とか事務の検討とか所管官庁ほかの相談対応とかしていたのですが、そもそもの医療保険が超複雑なんですよね。社保、市町村国保国保組合、後期高齢、私学共済、国家公務員共済、地方公務員共済のほかに、農林水産系の共済もありますよね。共済になると、健康保険と年金もあって、他方で社保とかだと健保と年金は分かれていますからね。

今となっては、市町村国保国保組合の違いが判りますし、支払基金国保中央会・国保連の違いも判りますが、当時は、いろいろ調べながらやっていて、当時の担当係長がとても優秀な人で、私と同じく医療保険をそれまでの仕事でやっていないのに、医療保険制度の見取り図・全体図みたいのを自作してくれたんですよ、厚労省の人に聞きながら。本当に優秀な係長ですね。

昔は、医療保険だけじゃなくて、自治体システムだってそんなに知らないでいて、既存住基と住基ネットの違いもわかっていませんでしたが、今となっては、既存住基と住基ネットの違いはもちろん分かりますし、まあベンダーさんや情報政策のご担当者と比べたら話にならないお恥ずかしいレベルですが、一般人としては自治体システムにめっちゃ詳しい方だと自負しています。

人間、なんでもやればできる。なんかでも、そういう調査とか勉強とかは、つらくなくて、楽しかったです。良い思い出もあり悪い悲惨な思いでもあり、まあ、振り返ってみると、マイナンバー担当官だったときは楽しかったなと思います。

 

しかし、最近、国保の保険料高くないですか。弁護士になりたての頃は、国保組合の保険料安かったのに、最近どんどん値上がりが。負担金が高いのかな? 弁護士国保だと若い人が多そうな気がしますけどね、どうなんでしょうか。