ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

マイナンバーカードに関する経済財政諮問会議

平成 29 年第7回経済財政諮問会議で、マイナンバーカードについて触れられていたので、関連部分を以下抜粋します。

議事要旨はこちら

(榊原議員) マイナンバーカードについて申し上げる。官民を挙げてSociety5.0の実現に取り組む中で、その切り札でもあるマイナンバーカードの交付率が全国で8.4%という実態は、極めて問題である。普及促進に向けてサービスの拡充は必須であるが、これに向けて、今、高市大臣から御説明いただいた様々なサービスの拡充に努めていただいて、大変心強く思っている。こういったサービスを早期に実施していただきたい。その上で、カードを保有する人が様々な優遇を受けられる仕組みの構築、あるいは取得の義務化も視野に入れた、抜本的な方策の検討も必要になる。

高市議員)榊原議員からお話があったマイナンバーカードについては、国民からの申請に基づいて交付することとなっているので、まずは国民の皆様に持ちたいと思っていただく必要がある。

  • マイナンバーカード ロードマップについて

高市大臣提出資料がコチラ

  • 個人的に

先日、初めてコンビニ交付を体験しました。コンビニ交付とは、マイナンバーカードや住基カードを利用して、市区町村窓口にいかずして、近所のコンビニで証明書を取得できるという機能です。自治体によってコンビニ交付をやっているところとやっていないところがありますが、私の居住地ではコンビニ交付に対応したようです(施行直後は対応していなかったが)。

体験してみて思いましたが、これは便利です。
市区町村窓口は行くのが意外と面倒くさいけど、コンビニなら近所です。これが一番大きい。
あとは、良いと思った工夫が2つありました。
1つ目は、カードを置き忘れないように、カードを置いておく部分から外さないと、「次へ」が押せずに手続が進まないようになっているのです。これによってカードの置き忘れを防止しようということですね。すばらしいですね。プライバシー・バイ・デザインの実践ではないでしょうか。
2つめは、待ち時間に、間違い探しのなごみ系の画像を流してくれるところです。前にもこの画像見たことがありますが、「早く終わらないかな」という気持ちを解消し、かつ宣伝ではなく、なごみ系の間違い探し画像で良かったです。

個人的には、戸籍もコンビニ交付してほしいと思います。あとは、成績証明書と資格証明書もコンビニ交付かせめてマイナポータルから取得できるようにしてほしいな、と。