第一法規さんより、特定個人情報保護評価(プライバシー影響評価)に関する書籍を刊行予定です。
ようやく脱稿しました!
あ〜、本当にこの原稿は大変でした。
内閣官房・特定個人情報保護委員会在籍中は、特定個人情報保護評価に限らず、保護全般を担当していたのですが、ほぼ2人とかで担当していたので、かなりきつかったです。そんな中、海外の制度を適当に持ってくるだけではなく、せっかく新規導入される制度なのだから、良いものを作りたいと思って、頑張ってきましたが、検討に際しては、具体的な意見交換がほぼできず、みなさん、ほとんど「やりたくない」「なぜやらないといけないのか」「勝手にしろ」「いい加減にしろ」というご意見しか出してくれず、なかなかより良い制度にするための、より良い評価書にするための具体的意見交換ができずにいました。
そんな中でも、本当にお忙しい中、真摯に情報保護評価に向き合ってくださる行政機関や自治体の方もいらっしゃり(特にK庁のIさんには本当に感謝申し上げます)、そして内閣官房・委員会でずっと一緒に仕事をしてきたM主査が非常に精力的に仕事をしてくださり、なんとか形としてまとまり、内閣官房案・委員会指針・規則・解説という形で公表することができました。
しかし、あまりにもその作業だけで時間を要し、かつ1000本ノック的な、自治体からの質問対応とか、行政機関からの質問対応に追われ、評価以外の保護の仕事もやらなければいけなかったので、評価について、記載要領以上の詳しい解説がほとんど出せずにいました。
第一法規の「施行令完全対応 自治体職員のための番号法解説 制度編」や、行政管理研究センターの「季報情報公開・個人情報保護第52号」等の原稿で、評価について書いていましたが、もっともっと実務的な内容であったり、詳しい内容を書きたいと思っていたところです。
という気持ちはずっと前からあったのですが、いろいろと仕事やその他が重なり、ようやく今日、脱稿できました。
しかしこの1か月は、あまりにも原稿〆切が重なりすぎて、悲劇的状況でした。
ITProさんの原稿4本、某社の雑誌原稿1本、某社の書籍仮原稿、第一法規のPIA書籍原稿と、これはいくらなんでも無理じゃないか状況でした。さらに、岡崎市、つくば市、島田市に講演にいきましたからね。これはいくらなんでも無理だったのではないかと…。
そこで、間に合わせるためには早起きしかないと、毎朝5時に起きて原稿を書くことにしました。夜も書いて昼も書いて朝も書くという生活ですね。
そうしたら、38.6分の熱が出てしまい、体調を崩してしまい、かえって進捗が遅れるというどうしようもない状況に突入しました。
ただ、一番負荷の高かった、PIA本原稿が脱稿できたので、本当に良かったです!
これから、別の書籍の原稿執筆に入ります。