ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

顔認識カメラ規制強化

news.yahoo.co.jp

個情委は規制の強化が必要と判断した。取得したデータの保存期間の明示のほか、データの廃棄方法の公表や、取得目的をより分かりやすく示すよう求めることなどを検討する。

保存期間・廃棄方法の明示をするだけでは、あまり意味がないように思うけどなあ。

利用目的規制が本当は本丸の規制でしょう。その次に、オプトアウト対応でしょうね。

明示・公表義務かけるなら、利用(分析)方法・ウォッチリストの有無とウォッチリスト対象者・撮影される対象者・取得項目・閲覧可能な者の範囲とかもかけるべきでは。

技術審査委員

今年度、技術審査委員のご依頼が、夏までに5件ありました(厚生労働省2件、東京都2件、足立区1件)。

その後は特にご依頼もなく過ごしていましたが、また3件ご依頼がありました(都道府県2件、基礎自治体1件)。

計8件ですね。今年度はやけに技術審査委員めいています。

 

夏までのご依頼は、年度すぐに調達準備に入ったスケジュール感のもので、今のご依頼は、年度末までに調達するスケジュール感のものなので、依頼の時期が重なりがちなのではないかと推察します。

 

これまで委員就任はブログで都度お知らせしてきましたが、技術審査委員だと、物が物なので、具体的にどの案件とか、どのジャンルの案件とかは、公表しない方がいいかなと思いだしました。

もちろん、事業者選定後であれば、公表しても良いというか、情報公開請求があれば情報公開対象でしょうし、国・自治体によっては公正性の確保等の観点から、選定委員会のメンバーを公表しているところもありますが、自分から「これこれの技術審査委員をやりました」というのは、なんか、物が物なので、「これこれジャンルの審査委員をやっていると言って、それ系の業者にアピールして業者と癒着しようとしているのではないか」とか変に疑念を持たれても嫌ですし、具体的案件名等は、国・自治体側が公表していない限り、私からもお知らせするのは控えようかと考えています。

 

ちなみに、うち一件は新聞報道もされているホットな事案で、ブログに書きたい気持ちもあるのですが、上記の理由からやめておこうと考えてます。

 

私、公務員やっていたときから、調達関係にややビビりなんですよ。いや、全く不正とかしていないし、リベートなんて一度ももらったことないですけど(当然)、煙が全くないのに変に疑われたらどうしようという被害妄想が生じて、公務員時代は選定委員にはならないようにしていました。

私以外にももう御一方、すごく発注関係に慎重な方がいて、すべて記録を取るという方がいましたね。やっぱり、自分は何にもしていないのに、変に疑われたりしたり、意味不明に巻き込まれたりしたら嫌ですもんね。

 

今の時代、賄賂とかリベートとか不正とか普通ありえないだろうなとは思うのですが、自分が真っ白な身なのに疑われても嫌ですし。

 

でも、新聞報道とか見ていると、意外と高額接待とか、あと高額横領・背任とか、高額の現金が自宅にあるとかって、今の時代でもあるんだなあとびっくりしています。

プログラム医療機器関連文書

※自分用の備忘録です。2022.5更新

 

1.法律(薬機法)

医療機器は薬機法上に定義があり、具体的には施行令別表一で「プログラム」も医療機器に含まれている。

 

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000145

〇薬機法2条4項

4 この法律で「医療機器」とは、人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であつて、政令で定めるものをいう。

 

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336CO0000000011_20210801_503CO0000000001

〇薬機法施行令1条・別表第一

(医療機器の範囲)
第一条 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「法」という。)第二条第四項の医療機器は、別表第一のとおりとする。

別表第一(第一条関係)

プログラム
一 疾病診断用プログラム(副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものを除く。次項第一号において同じ。)
二 疾病治療用プログラム(副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものを除く。次項第二号において同じ。)
三 疾病予防用プログラム(副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものを除く。次項第三号において同じ。)
プログラムを記録した記録媒体
一 疾病診断用プログラムを記録した記録媒体
二 疾病治療用プログラムを記録した記録媒体
三 疾病予防用プログラムを記録した記録媒体

 

〇薬機法2条13項

13 この法律で「製造販売」とは、その製造(他に委託して製造をする場合を含み、他から委託を受けて製造をする場合を除く。以下「製造等」という。)をし、又は輸入をした医薬品(原薬たる医薬品を除く。)、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品を、それぞれ販売し、貸与し、若しくは授与し、又は医療機器プログラム(医療機器のうちプログラムであるものをいう。以下同じ。)を電気通信回線を通じて提供することをいう。

18 この法律にいう「物」には、プログラムを含むものとする。

 

そして、医療機器は薬機法上、許可・承認等が必要。

(製造販売業の許可)
第二十三条の二 次の表の上欄に掲げる医療機器又は体外診断用医薬品の種類に応じ、それぞれ同表の下欄に定める厚生労働大臣の許可を受けた者でなければ、それぞれ、業として、医療機器又は体外診断用医薬品の製造販売をしてはならない。

(製造業の登録)
第二十三条の二の三 業として、医療機器又は体外診断用医薬品の製造(設計を含む。以下この章及び第八十条第二項において同じ。)をしようとする者は、製造所(医療機器又は体外診断用医薬品の製造工程のうち設計、組立て、滅菌その他の厚生労働省令で定めるものをするものに限る。以下この章及び同項において同じ。)ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、厚生労働大臣の登録を受けなければならない。

(医療機器及び体外診断用医薬品の製造販売の承認)
第二十三条の二の五 医療機器(一般医療機器並びに第二十三条の二の二十三第一項の規定により指定する高度管理医療機器及び管理医療機器を除く。)又は体外診断用医薬品厚生労働大臣が基準を定めて指定する体外診断用医薬品及び同項の規定により指定する体外診断用医薬品を除く。)の製造販売をしようとする者は、品目ごとにその製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けなければならない。

(指定高度管理医療機器等の製造販売の認証)
第二十三条の二の二十三 厚生労働大臣が基準を定めて指定する高度管理医療機器管理医療機器又は体外診断用医薬品(以下「指定高度管理医療機器等」という。)の製造販売をしようとする者又は外国において本邦に輸出される指定高度管理医療機器等の製造等をする者(以下「外国指定高度管理医療機器製造等事業者」という。)であつて第二十三条の三第一項の規定により選任した製造販売業者に指定高度管理医療機器等の製造販売をさせようとするものは、厚生労働省令で定めるところにより、品目ごとにその製造販売についての厚生労働大臣の登録を受けた者(以下「登録認証機関」という。)の認証を受けなければならない。

 

(準用)
第四十条 3 一般医療機器(特定保守管理医療機器を除く。以下この項において同じ。)を業として販売し、授与し、若しくは貸与し、若しくは販売、授与若しくは貸与の目的で陳列し、又は一般医療機器のうちプログラムであるものを電気通信回線を通じて提供しようとする者(第三十九条第一項の許可を受けた者及び前条第一項(※39条の3第1項のこと)の規定による届出を行つた者を除く。)については、第九条第一項(各号を除く。)の規定を準用する。この場合において、同項中「次に掲げる事項」とあるのは、「一般医療機器(特定保守管理医療機器を除く。以下この項において同じ。)の販売業又は貸与業の営業所における一般医療機器の品質確保の実施方法」と読み替えるものとする。

(高度管理医療機器等の販売業及び貸与業の許可)
第三十九条 高度管理医療機器又は特定保守管理医療機器(以下「高度管理医療機器等」という。)の販売業又は貸与業の許可を受けた者でなければ、それぞれ、業として、高度管理医療機器等を販売し、授与し、若しくは貸与し、若しくは販売、授与若しくは貸与の目的で陳列し、又は高度管理医療機器プログラム(高度管理医療機器のうちプログラムであるものをいう。以下この項において同じ。)を電気通信回線を通じて提供してはならない。ただし、高度管理医療機器等の製造販売業者がその製造等をし、又は輸入をした高度管理医療機器等を高度管理医療機器等の製造販売業者、製造業者、販売業者又は貸与業者に、高度管理医療機器等の製造業者がその製造した高度管理医療機器等を高度管理医療機器等の製造販売業者又は製造業者に、それぞれ販売し、授与し、若しくは貸与し、若しくは販売、授与若しくは貸与の目的で陳列し、又は高度管理医療機器プログラムを電気通信回線を通じて提供するときは、この限りでない。

管理医療機器の販売業及び貸与業の届出)
第三十九条の三 管理医療機器(特定保守管理医療機器を除く。以下この節において同じ。)を業として販売し、授与し、若しくは貸与し、若しくは販売、授与若しくは貸与の目的で陳列し、又は管理医療機器プログラム(管理医療機器のうちプログラムであるものをいう。以下この項において同じ。)を電気通信回線を通じて提供しようとする者(第三十九条第一項の許可を受けた者を除く。)は、厚生労働省令で定めるところにより、あらかじめ、営業所ごとに、その営業所の所在地の都道府県知事に次の各号に掲げる事項を届け出なければならない。ただし、管理医療機器の製造販売業者がその製造等をし、又は輸入をした管理医療機器管理医療機器の製造販売業者、製造業者、販売業者又は貸与業者に、管理医療機器の製造業者がその製造した管理医療機器管理医療機器の製造販売業者又は製造業者に、それぞれ販売し、授与し、若しくは貸与し、若しくは販売、授与若しくは貸与の目的で陳列し、又は管理医療機器プログラムを電気通信回線を通じて提供しようとするときは、この限りでない。
一 氏名又は名称及び住所並びに法人にあつては、その代表者の氏名
二 法人にあつては、薬事に関する業務に責任を有する役員の氏名
三 その他厚生労働省令で定める事項

(薬局開設者の遵守事項)
第九条 厚生労働大臣は、厚生労働省令で、次に掲げる事項その他薬局の業務に関し薬局開設者が遵守すべき事項を定めることができる。

 

(検定)
第四十三条 厚生労働大臣の指定する医薬品又は再生医療等製品は、厚生労働大臣の指定する者の検定を受け、かつ、これに合格したものでなければ、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない。ただし、厚生労働省令で別段の定めをしたときは、この限りでない。
2 厚生労働大臣の指定する医療機器は、厚生労働大臣の指定する者の検定を受け、かつ、これに合格したものでなければ、販売し、貸与し、授与し、若しくは販売、貸与若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列し、又は医療機器プログラムにあつては、電気通信回線を通じて提供してはならない。ただし、厚生労働省令で別段の定めをしたときは、この限りでない。

 

5 この法律で「高度管理医療機器」とは、医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合(適正な使用目的に従い適正に使用された場合に限る。次項及び第七項において同じ。)において人の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあることからその適切な管理が必要なものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
6 この法律で「管理医療機器」とは、高度管理医療機器以外の医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合において人の生命及び健康に影響を与えるおそれがあることからその適切な管理が必要なものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
7 この法律で「一般医療機器」とは、高度管理医療機器及び管理医療機器以外の医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
8 この法律で「特定保守管理医療機器」とは、医療機器のうち、保守点検、修理その他の管理に専門的な知識及び技能を必要とすることからその適正な管理が行われなければ疾病の診断、治療又は予防に重大な影響を与えるおそれがあるものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

 

 

2.通知関連

〇プログラムの医療機器該当性に関するガイドライン(R3.3.31)

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000764274.pdf

厚労省サイト(詳しい)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179749_00004.html

〇医療機器プログラムの承認申請に関するガイダンス

https://www.pmda.go.jp/files/000211620.pdf

http://www.jaame.or.jp/mdsi/program-files/280331guidance.pdf

1.医療機器に該当するかどうかの判断
開発中のプログラムの使用目的、機能、使用する状況(得られた結果の影響の大きさ等)、使用者等を明確にした上で、下記の事項を参考に、当該プログラムが医療機器に該当するかどうか判断すること

(1) 医療機器プログラムにより得られた結果の重要性に鑑みて疾病の治療、診断等にどの程度寄与するのか。
(2) 医療機器プログラムの機能の障害等が生じた場合において人の生命及び健康に影
響を与えるおそれ(不具合があった場合のリスク)を含めた総合的なリスクの蓋然性
がどの程度あるか。
ただし、機能の障害等が生じた場合でも人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものは、医療機器プログラムの範囲から除外されているため、該当性の判断に当たっては、この影響を勘案することが必要である。
なお、具体例等については、「プログラムの医療機器への該当性に関する基本的な考え方について」(平成 26 年 11 月 14 日付け薬食監麻発 1114 第 5 号厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長通知)を参照すること。

2.クラス分類及び一般的名称 

(1)クラス分類
医療機器プログラムを含む医療機器のクラス分類については、クラス分類通知(「薬事法第二条第五項から第七項までの規定により厚生労働大臣が指定する高度管理医療機器管理医療機器及び一般医療機器(告示)及び薬事法第二条第八項の規定により厚生労働大臣が指定する特定保守管理医療機器(告示)の施行について」 (平成 16 年 7 月 20 日付け薬食発第 0720022 号厚生労働省医薬食品局長通知))で示しているクラス分類ルールに基づき判断される。
医療機器プログラムについては、原則として能動型機器に関するクラス分類ルール(9~11)を適用するものであること。
ただし、副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に与えるお
それがほとんどないプログラム及びこれを記録した記録媒体は、法施行令別表第一により医療機器の範囲から除かれているため、クラスⅠ(一般医療機器)に相当する場合は医療機器に当たらない
(2)一般的名称

開発中の医療機器プログラムのクラス分類を踏まえ、既存の一般的名称に該当するか、それとも既存の一般的名称に該当せず、一般的名称を新設する必要があるかを確認すること。

※ 上記(1)、(2)の確認の結果、開発中の医療機器プログラムが、認証基準が策定されている既存の一般的名称に該当する場合で、当該医療機器プログラムの使用目的や機能が認証基準に適合する場合は法第23条の2の5に規定する製造販売承認ではなく、法第23条の2の23に規定する製造販売認証の対象になるので、認証申請に係る各種通知を参照すること。(本ガイダンスでは認証申請の取扱いには言及しない。)

5.その他 

(4)その他の関連ガイドライン
画像診断用医療機器から得られた医用画像を元に、病変候補位置の情報をマーカで医師
に示すことによって病変の検出を支援するなどの医師の診断を支援する医療機器プログラムについては、「コンピュータ診断支援装置に関する評価指標」(「次世代医療機器評価指標の公表について」(平成 23 年 12 月 7 日付け薬食機発 1207 第 1 号)の別添3)が、CT 等の画像データから三次元データを構築するプログラムについては、「患者の画像データを用いた三次元積層造形技術によるカスタムメイド整形外科用インプラント等に関する評価指標」(「次世代医療機器・再生医療等製品評価指標の公表について」(平成 27 年 9 月 25 日付け薬食機参発 0925 第 1 号)の別添3))がそれぞれ公表されている。製造販売承認申請に当たってはこれらの評価指標なども参考にすべきである。
(5) 製造販売業、製造業の許可・登録等
医療機器プログラムの上市に当たっては、製造販売承認の他に、製造販売業の許可、製造業の登録、QMS調査等が必要になる。本ガイドラインではそれらの詳細には触れないが、プログラム基本通知等の関連通知を参照の上、必要な段取りを整えつつ、開発を進めていくことが必要である。 

 

〇クラス分類

以下の資料?

https://www.std.pmda.go.jp/stdDB/Data/RefStd/Std_etc/H250510_0510-08_01.pdf

https://www.pmda.go.jp/files/000160486.pdf

 

人工知能(AI)を用いた診断、治療等の支援を行うプログラムの利用と医師法第 17 条の規定との関係について

平成 29 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金により、「AI等の ICT を用いた診療支援に関する研究」

https://www.pmda.go.jp/files/000227450.pdf

「AI は診療プロセスの中で医師主体判断のサブステップにおいて、その効率を上げて情報を提示する支援ツールに過ぎない」、「判断の主体は少なくとも当面は医師である」等と整理

 

〇プログラムの医療機器への該当性に関する基本的な考え方について(旧)

https://www.pmda.go.jp/files/000159993.pdf

https://www.pmda.go.jp/files/000227451.pdf

 

〇プログラムの医療機器該当性に関するガイドライン(旧)

https://www.pmda.go.jp/files/000240364.pdf

2基本的考え方

①インストール等2することによってデスクトップパソコン等の汎用コンピュータ又はスマートフォン等の携帯情報端末(以下「汎用コンピュータ等」という。)に医療機器としての機能を与えるもの
②有体物である医療機器と組み合わせて3使用するもの 

注2 使用者にアクセス権を付与し、オンライン上で運用するものも含む。 

3 該当性判断
特定のプログラムが、医薬品医療機器等法の医療機器に該当するか否かは、製造販売業者等による当該製品の表示、説明資料、広告等に基づき、当該プログラムの使用目的及びリスクの程度が医療機器の定義に該当するかにより判断される。使用目的が変われば、同じ機能を有するプログラムでも医療機器該当性の判断が変わる可能性があるため、事業者においてプログラムの使用目的は十分に検討される必要がある。
複数の機能を有するプログラムの医療機器該当性の判断に当たっては、少なくとも1つの機能が医療機器プログラムの定義を満たす場合、全体4として医療機器としての流通規制を受けることになる。この場合、医療機器ではない機能が医療機器としての承認範囲に含まれるような誤認を利用者に与えないように表示、広告等を行うなど、医療機器の定義を満たす機能と医療機器ではない機能を適切に区別する必要があることに留意する必要がある。 

〇医療機器プログラムの取扱いについて

https://www.pmda.go.jp/files/000160525.pdf

4 電気通信回線を通じた医療機器プログラムの提供について
電気通信回線を通じた医療機器プログラムの提供には、ダウンロード販売に加え、医療機器プログラムの所有権は移転せずに使用権を認める形態が含まれること。
利用者から提供されたデータを使用して診断等を行うサービスは、利用者はデータの提供のみを行い、医療機器プログラムを使用しないため、医療機器プログラムの電気通信回線を通じた提供と解されないこと。ただし、電気通信回線を通じて利用者が医療機器プログラムを操作し、利用者が提供するデータから自動的に診断等の結果が提供される場合等においては、医療機器プログラムの電気通信回線を通じた提供と解される場合があることに留意すること。 

 

11 販売業及び貸与業について
(1)医療機器プログラム等を販売、授与、若しくは貸与、若しくは販売、授与、若しくは貸与の目的で陳列、又は電気通信回線を通じて提供する場合には、高度管理医療機器たる医療機器プログラム等にあっては、販売業又は貸与業(以下「販売業等」という。)の許可が必要となること。管理医療機器たる医療機器プログラム等にあっては、販売業等の届出が必要となること。
(2)電気通信回線を通じて医療機器プログラムを提供する場合は、販売業の対象となり、貸与業は当該行為の対象とならないこと。
(3)インターネットモール事業者は販売業の対象とならない

 

12 修理業について
医療機器プログラムのバージョンアップ等を行う行為は、プログラムの内容を変更するものであり、修理の定義(故障、破損、劣化等の箇所を本来の状態・機能に復帰させる)に該当しないため、修理業にはあたらないこと。


13 法定表示について
(1)記録媒体を通じて提供する場合

(2)電気通信回線を通じて提供する場合
電気通信回線を通じて提供される医療機器プログラムについては、法定表示を物理的に記載することが不可能であるため、以下の2点を満たすことによって、法定表示の記載に代えることができる。
① 当該医療機器プログラムの販売業者が、当該医療機器プログラムを使用する者が電気通信回線を通じて当該医療機器プログラムの提供を受ける前に、当該事項の情報を提供すること。
② 当該医療機器プログラムの製造販売業者が、当該医療機器プログラムを使用する者が容易に閲覧できる方法により、当該事項を記録した電磁的記録を当該医療機器プログラムとともに提供すること。具体的には、以下の方法が考えられる。
イ ヘルプ画面やプロパティ情報から表示させる。
ロ 法定表示を記載した PDF ファイルのショートカットキーを取扱い説明書などとともに使用者がわかりやすい場所に配置しておくこと。 

 

〇その他

プログラム関係のまとまった箇所あり。

https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0039.html

キャラクターと幼児性

ひと昔前までは、そして今でも、キャラクターが好きだと、「かわいいものが好きとか、子供っぽい」「かわいいものを好むのは幼児性の現れだ」「キャラクター好きとか信じられない」「かわいいものが好きとか、自己愛アピール?」などと言われることがあります。

 

現にこういうことを面と向かって言う人もいますし、婉曲的に言う人もいます。心の中で思っているだけで言わない人もいると思います。反対に、全く何も思わない方、言わない方も当然います。

 

しかし、いくら否定的にいわれても思われても、抗いがたい、キャラクターのかわいさ。キャラクターが好きな気持ち。そして、もうこの年になると、さすがにあまり面と向かってはっきりとは言われなくはなってきたので、気にせず、キャラクターを愛することにしています。

 

ですが、この「キャラクターとかかわいいもの好きは幼児性の表れ」といった考え方、時代とともに変わってきているように思うのです。

一番そう思ったのは、私がギラティナぬいぐるみを買ったとき、ポケモンセンターでは20代男性が、男性同士でポケセンに来てポケモンぬいぐるみを買ったりしているわけです。そして、今や、サンリオ好きな大人はSNSでも積極的に情報発信していたり、ピューロでもよく見かけます。

また、「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」に行ったときに、90年代のキティ―リバイバルについて、同様のことが書かれていました。サンリオは70年代後半から80年代が非常にブームだったと思いますが、その頃は「キャラクター=かわいい=子供のもの」という図式で、大人がキャラクター物を買うということは考えられていなかった。それが90年代のキティちゃんリバイバルで女子高生や大人の女性がキティちゃんを好きだといって、キティちゃんグッズを身に着けだした。これは「革命」である、と「サンリオ展」に書いてありました。あの90年代の花キティ、本当に衝撃的なかわいさでした。花キティ大好きです。

 

現代は「多様性」の時代。好きなものを愛して生きていくことを良しとする時代。そして現代は推し文化も強い。昔ながらの価値観である男は”男”らしく、女は”女”らしく、大人は”大人”らしくあらねばならないという価値観が薄れつつあり、人間が人間として他の人を尊重しながら幸せに生きていくうえで、なぜ「”男”/”女”/大人”はこうあるべき」という”世間”からの押し付けで価値観を決められ生きていかなければならないのか、という思いが大きくなり始めているようにも思います。

 

ただ、これはほんと、人によりますし、年代にもよるかもしれません。私が願望でそう思っているだけかもしれません。

 

と、つらつらと書きましたが、要は私はかわいいキャラクターが好きだし、ギラティナが好きだということを言いたいだけでした。

ギラティナさま

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あまりにギラティナが好きすぎて、ギラティナぬいぐるみを買ってしまいました。

ギラティナぬいぐるみ小はすでに私が行ったときには売り切れていて、大も残りわずかでしたが、なんとかゲット。

 

思えば、私は、生まれてからこれまで、かわいいキャラクターが大好きでした。かわいいキャラクターが大好きでしたが、ポケモンと遅ればせながら一昨年・去年ぐらいに出会い、かわいいポケモンを好きになり、そこから強いポケモンも好きになり、ギラティナが大好きになりました。

ポケセンはいろんなポケモンのぬいぐるみが売っているからよいですね。ただ、時期が過ぎるとすぐSOLD OUTになってしまうのが怖いところです。キテルグマとか全然売ってないですし。

なので、ギラティナぬいぐるみ、ちょっと買うのを我慢しようかなとも思ったのですが、11月はまた理不尽なことが何回も起こる不運な時期でしたので、ここはもうギラティナぬいぐるみを買うしかないでしょう、とポケセンに行く前日から、「ギラティナぬいぐるみがうっていたら買おう」と思っていました。そしてポケセンいったらすぐにギラティナぬいぐるみがありましたので、速攻で買うことにしました。

ディアルガぬいぐるみの小も気になりましたが、こちらは我慢。今度ポケセンに行ったら買おうかなとは思います。あとかわいいアチャモピチューぬいぐるみもほしいですが、本当にギラティナぬいぐるみを買えてよかったです。人生のQOLが上がりました。

 

ギラティナポケモンGOの中だけじゃなくてぬいぐるみとしても、おうちに来てくれたので、幸せです。